【MDR graph】<青磁器をイメージした西日本・九州の新幹線"N700系7000・8000番台>
編集長
「陶器」の生産が主だった日本の「焼き物」史において、
17世紀、文禄・慶長の役、
豊臣秀吉による、
都合2回の出兵に際し、
朝鮮から多くの陶工が現在の佐賀県・有田の地に連れてこられたことにより、
我が国初となる「磁器」の生産が始まります。
今から遠くさかのぼること400年以上前、1616年のことです。
そのおよそ40年後、
1650年代以降、
佐賀藩が鍋島藩の御用窯を現在の佐賀県伊万里市大川内山に創設したのが鍋島焼。
この地で良質な"青磁鉱石"が採掘できたことから、"青磁器"を生産。
江戸時代、佐賀藩が最高品質の献上品として製作した"日本最高峰の磁器"、
美しい青緑色が特長の「鍋島青磁」が誕生したのです。
鉄道とは離れた話題になりましたが、
本日のMDR graphは、
この青磁器の色をモチーフにした、
西日本・九州新幹線向け、N700系7000・8000番台のご紹介。
それまで、東海道・山陽新幹線を走る車両は、
500系新幹線を除いて、
白地に青帯のスタイル。
このデザインが、東海道・山陽新幹線のアイデンティティであり、
日本を代表する技術の結晶、「SHINKANSEN」としての"顔"でもありました。
そういった中で、九州新幹線開業に伴う、
西日本・九州相互乗り入れ向けに誕生した7000・8000番台。
山陽新幹線車両との誤乗防止的意味合いも持たせてありますが、
日本最高峰の磁器「鍋島青磁」を思わせる塗装は
まさに南九州初の新幹線電車として"ふさわしい装い"、と申せましょう。
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