【憧れのブルトレ Vol.7】工夫が光る、レガートシート車の登場(1990年)
編集長
<各社、寝台列車に対する考え方が多様化していった時期>
レガートシート車と言えば、
寝台特急「あかつき」に組み込まれた
普通車指定席の、
それ単体で見れば、ブルートレインと言うより、"ムーンライト"、
または夜行バス的な要素を持った
"寝台列車カジュアル化"の先駆けとも言えますが。
1988年の北斗星や、
その後のトワイライトエクスプレスと言った
いわゆる"豪華寝台列車"は1989年に登場、
他方、
"あかつき"においてレガートシート車を組み込んで運行開始したのが
1990年ということを鑑みると、
"寝台列車そのものの在り方"について議論が交わされていた年代にあって、
一方的に"高付加価値を提供する寝台列車"へとトレンドが集約されていったのではなく
一移動手段として、"寝台特急"に持たせる役割に
"多様性"が、言い換えるならば"工夫"がなされていった年代と申せましょう。
京阪神~九州間夜行特急の祖にして、
最後まで残ったブルートレイン、"あかつき"。
伝統や歴史を頑なに守り続ける"こだわり"より、
時代の変化に合わせて、進化し続ける姿勢が
"あかつき"の寿命を全うさせたのかもしれません。
最も、
国鉄(それを継承するJR)にあって、
"寝台特急"は、
歴代優等列車群の中でも、格式高く伝統的な列車とも言え、
そういった狭間にあって
伝統と革新を調和させつつ未来への足掛かりとして
"その一歩"を踏み出したのは。
"国鉄からJRに変わったこと"そのものを
象徴する出来事の"ひとつ"だったと捉えています。
(Mr.DIMER編集長)

