【私鉄の東海顔 vol.1】東海顔に先駆けた名鉄5200系
編集長
国鉄153系に始まり、
401系、165系、113系、115系などへと受け継がれた「東海顔」。
中央に貫通扉を置き、
左右の前面窓を車体側面へ回り込ませた
パノラミックウィンドウが、その大きな特徴です。
しかし、この顔を国鉄より先に採用した私鉄車両が存在しました。
名古屋鉄道5200系です。
5200系が登場したのは1957年。
国鉄153系の登場は翌1958年でした。
名鉄初の高性能車5000系を基礎としながら、
分割・併合を考慮して前面を貫通構造へ変更。
その際、運転席からの視界確保を図るため、
前面窓を側面方向へ回り込ませた独特のスタイルが採用されました。
そして翌年、
国鉄153系でよく似た前面構成が登場します。
5200系が153系の設計へ直接影響を与えたかどうかは、
時系列でしか推察できないところですが…
しかし、
「中央貫通扉+パノラミックウィンドウ」という構成を、
名鉄5200系が一足早く採用していたことは確か。
後に国鉄近郊・急行型電車の一大様式となる「東海顔」。
その登場に先駆け、
名古屋の私鉄には、すでにその姿があったのです。
(Mr.DIMER編集長)