【もしも】115系にVVVFをぶち込んだらどうなってた?
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昨日の121系の記事を書いていて、
ふと妄想が始まっちゃいまして…
「もし115系がVVVF化されていたら、どうなっていたんだろう。」
考え始めると、
これが意外と止まりません。
もちろん、
115系にVVVFインバータ制御を搭載した営業車は実在しません。
でも、当時の更新事情や、
後年の国鉄型車両の改造例を見ていくと、
これ、意外と“あり得ない話”でもないのでは…
「やるなら、1990年代後半か」
115系のVVVF化を考えるなら、
時期として一番それらしいのは、1990年代後半から2000年代初頭。
この頃には、
JR各社でVVVF車が急速に増えていました。
その一方で、115系はまだまだ地方線区の主役。
新潟。
長野。
岡山。
各地で、「まだ使う」
という前提の更新工事も進められていました。
車体はまだ使える。
でも、抵抗制御器も、主電動機MT54も、
確実に古くなっていく。
そこで、
「どうせ大規模更新するなら、足回りまで一気に近代化してしまおう」
そんな案が出ても、そこまで不思議ではない気がします。
「115系からMT54を降ろす」
115系といえば、
120kWの直流直巻電動機、
MT54。
113系や165系などにも使われた、
国鉄電車を代表する主電動機です。
ですが、VVVF化するなら、
基本的には三相誘導電動機へ交換することになります。
当然、モーターだけ載せ替えて終わりではありません。
主電動機の寸法。
台車への装架。
歯車比。
制御装置。
補助電源。
配線。
ブレーキ制御。
少なく見てもかなり広範囲に手を入れる必要があります。
場合によっては、
台車そのものにも大改造が必要。
つまり、外見は115系でも、床下はかなり別物になる。
ここが面白い。
「走り出した瞬間、全部おかしい」
見た目はいつもの115系。
湘南色。
方向幕。
ボックスシート。
扉が閉まる。
そして発車。
「ヒュイーーン……」
……いや…
違う違う違う。
115系から聞こえてくる音じゃない。
さらに、停車時には低速域まで回生ブレーキが効く。
あのMT54の唸りも、抵抗制御特有の加速感もない。
見た目と走りが、
完全に噛み合わない。
でも、それが妙に見てみたいと思ってしまいました…
「メリットはちゃんとある」
VVVF化すれば、
抵抗器で電力を熱として捨てる必要がなくなります。
回生ブレーキも使いやすくなり、
誘導電動機なら、
ブラシや整流子がないぶん、
主電動機の保守負担も軽くできる。
地方線区で、
まだ10年、20年使う前提なら、これは大きい。
実際、国鉄型車両のVVVF化は、
後年ちゃんと実現しています。
119系を改造した、
えちぜん鉄道MC7000形。
そして、121系を大規模更新した、
JR四国7200系。
つまり、
「国鉄型の車体にVVVF」
という発想そのものは、現実に成立しているわけです。
「やるとしたら、西日本だった?」
ここで、ひとつ思うんです。
115系をVVVF化するとしたら、
一番“やってくれそう”だったのは、
JR西日本だったのではないかと。
JR西日本は、
103系、113系、115系など、
国鉄型車両を大規模更新しながら、
かなり長く使った会社です。
体質改善工事では、
内装だけでなく、窓、座席、補助電源、冷房関係など、
広い範囲に手を入れました。
言い方は少し乱暴ですが、
国鉄車を“後生大事に使う”文化があった会社。
そう考えると、
岡山地区あたりで、
「どうせ更新するなら、足回りもVVVF化してしまえ」
という発想が出ても、そこまで突飛ではなかった気がします。
ただ、
ここでも問題は費用。
主電動機、制御装置、ブレーキ、配線、
場合によっては台車まで手を入れるとなると、
もう単なる延命工事ではありません。
だから、
もし実現していたとしても、
数編成。
あるいは、試験的に1編成。
そのくらいだったでしょう。
「延命できたのか」
もし更新結果が良好だったとして、
115系はさらに長く生き残れたのか。
それとも、
車体、台車、配管、腐食、配線。
別の部分が先に限界を迎え、
結局、
「そこまでやるなら新車でよかった」
となっていたのか。
ここは議論が分かれそうです。
個人的には1本だけでいいから、
見てみたかった。
湘南色115系。
見慣れた顔。
見慣れた車内。
なのに、
発車した瞬間、
VVVF。
似合わない。
でも、それがいい。
さて皆さん。
もし115系をVVVF化するとしたら、
新潟、長野、岡山。
どこが一番“ありそう”でしょうか。
そして、
そもそも115系のVVVF化。
”やる価値はあった”と思いますか?
(マイミー)

