【青春18きっぷ】誰のための"きっぷ"になったのか
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青春18きっぷの利用者が、コロナ禍以上の勢いで減っているという。
そりゃ、そうでしょう。
今の青春18きっぷは、俺たちが知っている青春18きっぷではないのだから。
以前は、利用期間内の好きな5日間を選び、全国のJR普通・快速列車に乗ることができました。
価格は1万2050円。
1日当たり2410円で、複数人での利用も可能。
ひとりで5日間使う。
仲間と日帰り旅行に出掛ける。
天気や予定に合わせて使う日を変える。
その自由さこそが、青春18きっぷ最大の魅力でした。
しかし、2024年冬季分から条件が大きく変更。
「好きな5日間」から、
「連続する5日間」または、「連続する3日間」
となり、複数人での利用もできなくなりました。
JR側は、自動改札機に対応するための変更だと説明しています。
ただ、利用者が本当に求めていたのは、自動改札機を通れる便利さだったのでしょうか。
私達が求めていたのは、
「好きな日に使えること。」
「仲間と一緒に使えること。」
「自分だけの旅程を組めること。」
便利さではなく、自由だったのです。
青春18きっぷは、自動改札機を通れるようになった代わりに、青春18きっぷらしさを失ってしまいました。
利用者を呼び戻すなら、条件の見直しは必須でしょう。
ただ、条件を元に戻すだけで、
かつての熱気まで戻るのでしょうか。
青春18きっぷが最も輝いていた時代。
東日本エリアだけでもそこには、
夜行快速「ムーンライト」シリーズがありました。
ムーンライトながら。
ムーンライトえちご。
ムーンライト信州。
夜に出発し、朝には遠くの街へ。
眠れなくても、座席がきつくても、なぜかワクワクした。
眠い目をこすりながら、早朝のホームへ降り立った瞬間。
「ここまで来たぞ」
という達成感がありました。
あの不便さまで含めて、旅だったのです。
今、夜行列車が再び注目され始めています。
ならば、青春18きっぷの再生にも、
新たな夜行列車に白羽の矢が?
と、思うわけです。
全国を駆け巡る令和版ムーンライト。
主要都市を結ぶ夜行列車。
各駅停車を乗り継ぎながら、朝を迎える旅。
もちろん、深夜帯は保守作業に欠かせません。
簡単な話ではないことも分かります。
それでも、AIや検査技術、
保守機械が進化している今だからこそ、
夜の鉄路を活用する方法を、
もう一度考えてもいいはずです。
青春18きっぷを救うのは、自動改札機ではありません。
必要なのは、
もう一度、時刻表を開きたくなること。
知らない街へ行きたくなること。
夜を越えて、遠くへ向かいたくなること。
そう。
「また鉄道で旅をしたい」
と思わせるワクワクです。
俺たちの青春18きっぷを、
思い出の中だけの切符にしてほしくない。
もう一度、日本中を駆け巡れる切符に戻ってほしいのです。
(マイミー)

