【最強!】エンジン換装で大出力を手に入れたキハ40は?
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<220馬力から450馬力へ。北海道で生まれた、異端のキハ40>
1977年に登場した国鉄キハ40系。
全国各地の非電化路線へ投入され、
その頑丈さから長く使われる一方、
走行性能については決して高い評価ばかりではありませんでした。
新製時に搭載されたDMF15HSA形エンジンは、
出力220PS。
重量級の車体に対してエンジンは1基。
JR移行後には各社で、
冷房化や走行性能向上などを目的としてエンジン換装が進められることとなります。
では、その中で最も強力なエンジンを手に入れたキハ40系は何だったのでしょうか。
形式変更された車両まで含めて追ってみます。
JR西日本
コマツ製SA6D125H-1Aへ換装し330PS。
JR東海
カミンズ製C-DMF14HZ系を搭載して350PSまで強化。
原形の220PSからすれば、これだけでも相当な出力向上です。
JR九州
一部のキハ40・47を高出力化し、形式そのものをキハ140形・キハ147形へ変更。
こちらはSA6D125-HD1などを搭載し、出力は360PSに達しました。
しかし、さらに上があります。
それがJR北海道の、
キハ40 401・402。
1996年、
札沼線の石狩当別―新十津川間で使用するため、
キハ40形700番台2両を改造して誕生したキハ40形400番台です。
搭載されたN-DMF13-HZD形エンジンの出力は、
450PS。
原形の220PSに対して、実に2倍以上。
キハ40系を種車とした車両としては、
最高クラスの出力を持つ車両となりました。
しかも400番台の改造は、単なるエンジン換装ではありません。
札沼線末端部では、
冬季に積雪を押しのけながら単行で走行する必要がありました。
そこで450PS化と同時に、
従来の1軸駆動から2軸駆動へ変更。
大出力を持て余すことなく、
雪中で確実に地面へ伝えるため、足回りまで手が加えられています。
なお、名前がよく似たJR北海道のキハ400形も存在します。
こちらもキハ40から改造された急行形車両ですが、搭載するDMF13HZは330PS。
つまり、
キハ400形=330PS
に対し、
キハ40形400番台=450PS
です。
全国各地で様々な改造を受けたキハ40系。
その頂点に立ったのは、
華やかな急行用でも観光列車でもなく、
北海道のローカル線で雪と戦うために造られた、わずか2両のキハ40でした。
220PSから450PSへ。
外観こそ紛れもないキハ40ながら、
その走行機構は原形車とは別物ともいえるところまで進化していたのです。
(Mr.DIMER編集長)

