2つの"1500番台"引退への足音(103系/415系)
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JR九州には現在、
国鉄時代に生まれた2つの「1500番台」が残っています。
103系1500番台と、
415系1500番台です。
両者の「1500」に直接の関係はありません。
しかし偶然にも、
いずれも国鉄末期に登場し、
JR九州へ継承され、
そして今、相次いで終幕を迎えようとしています。
103系1500番台が製造されたのは1982年。
翌1983年に実施される筑肥線電化と福岡市地下鉄への直通運転に備え、
6両編成9本、計54両が新製されました。
「103系」とはいうものの、
従来車とは大きく異なる前面形状を持ち、
地下鉄直通にも対応。
後年は303系、305系の登場によって地下鉄乗り入れから撤退し、
現在は3両編成5本が筑前前原-西唐津間を中心に最後の活躍を続けています。
一方の415系1500番台は1986年に登場。
鋼製車体だった従来の415系から一転、
211系に類似したステンレス車体を採用した、
いわば415系の最終進化形でした。
九州にも国鉄時代から配置され、
鋼製の415系が次々と姿を消していくなか、
最後まで生き残ったのが、この1500番台です。
そんな2形式にも、
ついに明確な「後継車」が示されました。
103系を置き換えるのは、
東京臨海高速鉄道70-000形を改造する「307系」。
2027年春から2両編成5本が筑肥線へ投入され、
103系5編成は定期運行を終了します。
そして415系には、
JR東日本から譲り受けたE501系を改造した「501系」が登場。
2028年春から下関-小倉間へ投入され、
415系を置き換える計画です。
昭和に生まれた2つの「1500番台」を送り出すのは、
平成に生まれ、別の土地で一度役目を終えた車両たちです。
103系1500番台は車齢40年を超え、
415系1500番台も間もなく40年。
偶然同じ番号を与えられ、
国鉄からJR九州へ渡った2つの「1500番台」。
その長い歴史が、
わずか1年違いで相次いで閉じられようとしています。
(Mr.DIMER編集長)

