【どうして?】ルーバーが大型の理由。EF64形1000番台最大の特徴
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<側面が左右非対称、国鉄最後の直流電気機関車>
■EF64形電気機関車とは
EF64形電気機関車は、国鉄が1964年に開発、1982年まで合計132両が製造された、勾配線区用向けの直流電気機関車です。
番台区分となる1000番台は、1980年に登場した"国鉄最後"の機関車であり、
先代にあたる、上越線・高崎線で使用されていた
EF58形、EF15形、EF16形の置換え用に導入されました。
■どうしてルーバーが大きい!?
EF64形1000番台は、急勾配かつ積雪の多い上越線などでの運用を前提に開発。
風雪が車体内部に入り込み、電気機器を故障させることに対処するための構造となりました。
従来の機関車のように機器ごとに個別の送風機を置くのではなく、車両中央に大型の送風機を配置して各機器を冷却する仕組みに集約、
これは、
主抵抗器の排熱風をルーバーとその内側のフィルタの間に流すことで雪を溶かす効果を狙ったものです。
お話の軸となる、ルーバーが大面積となった理由は、
冷却に必要な大量の空気を取り込む際、空気の流速を抑えるため。
流速を遅くすることで、空気と一緒に雪を吸い込むリスクを軽減する狙いがありました。
また、ルーバーの内部には雪の侵入を防ぐための
「フィルタ」が備えられており、
その有効面積を確保するためでもありました。
使用線区・環境も
0番台とはまるで違う1000番台ですが、
形式はEF64形電気機関車で登場。
これは当時、労働組合との交渉において、
新車両導入に伴う労働環境の変化が、
かえって負担の増大に繋がる(労働強化)などの理由で反対されることを避けるため、
在来機の新区分番台で対応されました。
(執筆:Mr.DIMER編集長)
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