【スカート】"履いてない"が普通だった!?列車の安全を支える装置

【スカート】"履いてない"が普通だった!?列車の安全を支える装置

編集長

<履いているか、履いていないか、でイメージが大きく変わる"スカート">

■スカートもとい、排障装置とは?
言わずもがな、鉄道の安全輸送を支えるパーツである、"スカート"。
もっとも、安全確保機能として存在しつつ、
鉄道車両の顔、その印象を左右するパーツでもあります。

スカートには、障害物の巻き込みを防止する役割があります。
走行中に線路上の障害物(石、倒木、動物、あるいは踏切事故での自動車の破片など)を跳ね飛ばし、
床下機器への接触を減らすほか、
高価な床下機器の保護の役割も果たします。

かつて、
陳腐化した車両の車体だけを新製し、電装・床下機器等を流用した、車体載せ替え車両が多かったのも、
機器類が高価であることを示す証左でしょう。

■スカートを履いてない車両が多かった?
国鉄形車両を見てみましょう。
当時の特急型電車(485系や581/583系など)、急行型電車(475系など)、そして、近郊型電車(113系や415系)には、原則として
スカートが設置されています。
その一方で、103系や201系、ステンレス車体となった205系でも、当初はスカートを装着していませんでした。
高速で走行する車両にスカートが設置されているところから、
やはりスカートが、障害物をはねのける役割を果たす装置として重視されていることがわかります。
(それで言うと、修学旅行用、団体向け車両であった155系にスカートがついていなかったのは、謎です。)

近年では、通勤・一般形車両はもちろん、
地下鉄車両など、踏切が存在しない路線の車両でも新製時よりスカートが設置されていることが増えています。

また、
新製当初に、スカートの設置されていなかった車両も
運転区間の拡大や更新工事の際に設置されるケースが増えているほか、
強化型と呼ばれるより頑丈な形態のスカートに交換されることも増えており、
鉄道車両を語るうえでは、切っても切り離せない要素になっています。

人身事故・踏切障害事故発生時の支障・被害を軽減する意識の高まりから、排障装置はほぼ必須となっていますが、
当時の時流からして、そこまで意識がされていなかったと説明するのが妥当でしょう。

■スカートはあり?なし?どっちがかっこいい??
今日のサムネイルは、懐かしの205系山手線。
プレイステーション「電車でGO」をプレイしていた身としては、
このスカートなしの205系が最もしっくりきます。
とは言え、転属や更新工事で左右非対称なスカートが設置されている姿もまた精悍。
みなさんはどちらがお好みでしょうか。

(執筆:Mr.DIMER編集長)

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