【人間ていいな】

【人間ていいな】

マイミー

日々色んな乗務をこなしていくと、
毎日毎日色んな乗客を乗せます。

マイミーさんですか!読んでるよ!って
言っていただいて上機嫌のマイミーです。笑(単純)

とある日の記憶で、
発車時刻ギリギリ。構内踏切は鳴動中。
杖をついて買い物袋を下げながら小走りで急ぐ
おばあちゃん。

走らんでええよー!待ってるからー!
レチの私はドア扱いをせず乗車を待っていました。
田舎ならではの光景です。

ウテシにはごめんなさいなんですけどね。

するとおばあちゃんが乗る前に、
ありがとうねーと一言。

それだけでもほっこりするんですが、
時間は通学時間帯、
学生が多く乗り座席は空いていない。

すると地元の高校生(田舎のギャル)が、
すかさずどーぞと譲ろうと立ち上がる。

なんとそこにサラリーマンの男が堂々たるや
高校生のあけた座席に座る。
僕も臨戦体制で注意しようと、
乗務員室を出ようとしました。

そしたらなんとその高校生が、、、

「おう、おっさんダサいで?どきや
あんたの為に譲ったんちゃうんよ
このお婆ちゃんのために空けたんよ
そこ退かなドツくで。」

つええええ。

それよりも見た目とは裏腹に、
なんといい育ち方の高校生。

私も何も言わずに見守っていると、
その注意されたおっさんの行動に皆驚愕。
なんと聞こえないフリ。
無視。

こりゃあかんわーとおもったけどもう次駅の
到着監視をしないとならない。
んーーー。
悩んだけどそのまま監視に入り、
ドア扱い。

ドアが開いた途端に鞄が外にどーーーん。
なんとその高校生が、
その男の持ってた鞄を外に放ったのです。

「あんた社会のゴミやな!
とっとと降りて次の乗り!」

男は慌てて降り、飛び乗ろうとした時に
僕の密かなる制裁。

わかる人にはわかる。

再開閉ボタン長押しの
通称ギロチン開閉

乗れずに発車。

おばあちゃんが高校生に飴やらお菓子やらの御礼の応酬にほっこりした瞬間でした。

譲り合い。

しかもちょっとやんちゃそうな高校生。

人はやっぱし見かけじゃないんやなー。

そんなんも日々見れるのも、
乗務員ならではなんですよね。

ではまた!

(執筆:マイミー)

<毎度、鉄道メディア Mr.DIMER にお越し頂きありがとうございます>

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