【教えて下さい】103系が豚鼻シールドビームになった"そのとき"
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先般執筆した
「【教えて下さい】113系にシールドビーム車が登場した"そのとき"」。
コメントをたくさん頂く中、ちらほら101系・103系のお話が出てきていました。
と言うことは…
113系(111・115系)が
白熱灯1灯からシールドビーム2灯になった時と同じように
読者の皆様は"その当時"何か思われていたはず。
と言うことで
本回は103系(101系)シールドビーム特集。
「教えて下さいそのとき」第二弾。
■国鉄史上最大勢力を誇った101・103系
垂直車体に切妻スタイル、そして単色塗り。
潔いほど加飾を省いたシンプルな出立ちの101系は、
1957年に登場、101系1,535両、
1963年登場、103系3,447両の総計4,982両が製造されました。
■大量製造を前提に振り切った設計?
101系が登場したのは1957年、
同時期の特急型や急行型が151系、153系と言った、
いわば機能や性能面のみならず
見た目の良さ、造形美も追求した車両たちと比べると、
明確にコストを意識した設計思想と申せましょう。
朝夕ラッシュ時に乗客の集中する通勤型電車ゆえ、
乗降時の混雑緩和を目的として、
片側両開き4ドア、ロングシートのスタイルは、後の国鉄通勤型電車の礎となります。
前面は、
非貫通、横一面調の窓ガラス(実際には3分割)。
ヘッドライトは、頭上中央に白熱灯1灯の"目玉オヤジスタイル"となりました。
いわゆる"大目玉"です。
■シールドビーム化へ
0番台登場後およそ8年目、1971年に登場した
地下鉄乗り入れ対応用の1000番台において
シールドビーム化されます。
営団地下鉄との協定によるものでしたが、
1000番台と同時製造されていた0番台においても、1972年製造車から
シールドビーム2灯へと変更。
いわゆるこのシールドビームの意匠が
"豚の鼻に似ていること"から、
「豚鼻シールドビーム」と呼ばれるわけです。
なお、時を同じく113系列においても、
この頃からシールドビーム車が誕生しています。
新製当初に白熱灯1灯だった車両が
シールドビーム化改造を受けた始めたのは1979年頃。
この時、白熱灯1灯とシールドビームの2種類の間に、
"白熱灯改造のシールドビーム車"が登場しています。
この、
後から改造されたシールドビーム車は、
白熱灯の形跡を残したまま、改造されているので、
白熱灯ケースの枠が残っています。
■教えて下さい
今でこそ、残存する103系にはシールドビーム車しか現存しておらず、
JR化後の更新では、よりスマートな意匠に改良される車も登場するなど、
前照灯は"シールドビームが一般的"な印象。
また、白熱灯車は2000年代前半に消滅していることから、
長きにわたる時が経過しました。
113系特集の時は、
「(シールドビームが長きに亘って普及している現在では)シールドビームの方がバランスが普通(なんなら美しい)と
思ってしまうのでは?」と私見を述べたのですが、
こと103系(101系)にあっては、
白熱灯の方が似合っているんじゃないか、という感想を抱いています。
と言う感想、を前々から持っていたわけではなく、
なんとなく103系と言えば、
「後期改造のシールドビーム」という印象があったのですが、
本執筆に際し、改めて写真を見比べると、
白熱灯1灯が最もシンプルでデザイン的に優れているのでは、と
感じた次第です。
「白熱灯、シールドビーム改造、当初からのシールドビーム車」。
大量かつ長きにわたって製造された形式故、
形態差のバリエーションは豊富ですが、
原型はあくまで「大目玉」。
このデカ目の方が主流(普通)だった時代からして、
白熱灯が小さなシールドビーム2灯の並列になった"その当時"
ファンの皆様はどういうご感想をいだいたのでしょうか。
ぜひ、教えて下さい。



