【本当の】国鉄色はどっち?末期に誕生したキハ185系
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<分割民営化直前夜に登場、JRでも製造された特急型気動車>
国鉄分割民営化直前となる、1986年11月1日のダイヤ改正で登場。
翌1987年の4月でJR四国へ引き継がれたのが
キハ185系特急形気動車です。
民営化を前に、老朽化した在来のキハ58系・キハ65形急行型気動車代替と、
急行列車の特急格上げを目的としつつ、
将来的な輸送効率への柔軟な対応を見据え、
汎用的要素(普通列車運用など)
を兼ね備えた、
いわば万能車両と申せましょう。
■民営化前年登場、もちろん塗色は…
JR化の前年、とは言え、もはや民営化まで残りおよそ半年と言うところで
誕生したキハ185系。
当然ながら国鉄民営化後に予測される、
JR四国の経営を鑑みた実質新会社への"プレゼント"要素の強い車両ですが、
登場時の"緑16号"を用いた帯色は、しっかり"国鉄色"。
国鉄時代に38両、
JR四国への移管後、1988年までに、14両の合計52両が製造されるわけですが、
四国移管後の14両は、
新製時より、JR四国のコーポレートカラーである水色の帯を纏っています。
■JR四国になって"緑帯車"が誕生
1997年、2003年にそれぞれキクハ32形トロッコ車両の伴走車として、
キハ185系先頭車2両(20・26号車)が、
トロッコ色に合わせ、
"緑帯"へと変更。
国鉄色と同じ帯色で再来しましたが、
前面の窓回り、ヘッドライト周り・側面窓回りの塗色がオリジナルの国鉄配色と異なっており、
あくまでも"トロッコ用緑帯車"と言う立ち位置であったように捉えられましょう。
一方で、
それから10年以上経過した2017年には、
2両(実質1編成)が"復活国鉄色"へ。
トロッコ塗装とは異なって、
登場時の国鉄色を再現した装いとなり、
文字通り、"復活"国鉄色。
と言って申し分ないでしょう。
■登場から40年。
編集長の感覚では、
"まだまだきれいな新しい気動車"と言うイメージ。
ですが、既に登場から40年となる経年車両です。
古巣であるJR四国では、
一部に廃車が発生するなど、先行きが見えつつある車両でもあります。
他方、
直近ではJR九州に1両が移籍し、
インバウンド需要で活気づく、特急「ゆふ」への増車実績を作るなど、
必要な場所に収まれば、現役バリバリで役目を果たせるという
頭書の設計思想に基づいた、
"汎用性の高い特急型気動車像"が垣間見えます。
国鉄分割民営化直前の登場とあって、
四国に定着、
結果的に九州まで勢力を広げるものの、
"イチ地方車両"的認識のあるキハ185系。
名実共に実力のある素敵な車両だな、と思いつつ、
もし国鉄分割民営化が遅れるなりしていたら、
少なくとも、
西日本・九州全域に「次世代特急向け汎用型気動車」として
広域配属されていたのではないかと思うと
惜しい気持ちの湧いてくる車です。



