【特集、去り行く東海顔 vol.16】山登りの名人115系
編集長
113系と登場年次はほぼ変わらず、
ましてや製造両数も1,921両と、
113系のそれ(3,000両弱)と比較して3分の2の勢力であったにも関わらず、
2026年現在の残存数で言うと
115系の方が多い。
それは、新車代替サイクルの早い首都圏を活躍の主軸としていた113系とは対照的に
地方、山岳路線を中心として長らく運用されてきた同車の立ち位置によるものではないかと推察します。
1963年登場。
113系の後継車、抑速ブレーキ搭載版と言われがちですが、
正しくは111系の出力強化版にして、抑速ブレーキ搭載、
かくして"山登りの名人"。
山岳路線に必要な
抑速ブレーキとノッチ戻し、
更には寒冷地域へ配属されたグループは、雪害対策車も登場するなど
細かい番台分けが存在。
極めつけは、これを同等の115系として扱ってよいのか、
広島(現在は山口地区)地区向けの3000番台は、
2ドア、セミクロスシート装備で117系に負けずとも劣らぬ、ガラパゴス化した個体もあり、
バリエーションが豊富です。
数は着実に減らしつつありますが、
少なくとも岡山・山口地区においては、
未だ地域輸送を支える大切な存在でもあります。
(※私鉄線では、しなの鉄道)

