【転轍機手回し】
マイミー共有
田舎の鉄道会社だからこその経験
転轍機の手回しをして、
進路を転換させたことがある乗務員は、
あんまりいないんじゃないですかね。
異常時訓練でするのかな。
私の居た鉄道会社は、
良くも悪くも日常的に手回しで転換がありました。
レチの見習い時代、
入換誘導でこれやるんですけど、
これが緊張するんです。
そりゃそうですよね。
自分の足元で転轍機を手回しで転換させて、
鎖錠金具を取り付けて、
旗を振って誘導して目の前数十センチのところを、
電車が通過して行くんですから。
怖いったらありゃしない。
大丈夫と解っていても、
ピンが変に動いて、
転轍機が通過中に動くんじゃ無いかとか、
この鎖錠金具は大丈夫なのかとか、
めちゃくちゃ心配になってました。
一連の動作を思い出しながら書いてみます。
まず指令に無線で報告。
レチ「指令、指令。こちら◯◯◯転轍機操者です。
只今より、◯番線停車中の列車を待避線に誘導します。
どうぞ。」
指令「◯◯◯転轍機操者、こちら指令。
◯番線停車中の列車を待避線に誘導了解」
レチ「指令、こちら操者待避線に誘導完了。
只今より、◯◯◯番転轍機を反位転換後、
鎖錠金具を取り付けます。どうぞ」
指令「◯◯◯番転轍機操者、
◯◯◯番転轍機、反位転換後鎖錠金具取り付け了解」
レチ「◯◯◯番転轍機反位転換、鎖錠金具取り付け完了。
只今より、退避線列車を側線◯番に誘導します。どうぞ」
指令「退避線列車を側線◯番に誘導了解。」
これで転轍機を反位に転換後、進路構成を目視で確認し、
手旗にて誘導。
そして誘導完了後指令に報告し、鎖錠金具を撤去して
中の転換工具を外し、中のピンを戻せば勝手に定位に復位してくれて、入換誘導は完了。
と言う流れです。
これをちゃんとやってれば問題ないんですが、
私の師匠や、ベテランレチさん達は、
鎖錠金具なんか付けやせん。
「こんなんエルボが外れなきゃ戻らんから、
足で押さえとにゃいいんよ。」
そんな事言いながら足で工具を踏みつけて、
誘導してましたね。
確かに物理的に勝手に復位はせんけど、
怖かったです。
もしもなんて考えたら。
今はどうか知りませんけどね笑
田舎には田舎ならではの、
昭和色の残る運転取扱いが残っていました。
ではまた!
(執筆:マイミー)
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