【鉄道部品のはなし】種別・方向幕の深み

【鉄道部品のはなし】種別・方向幕の深み

編集長

列車種別幕・行き先表示幕は、
言わずもがな、
鉄道を利用するお客さまにとって必要な存在でありつつ、
私たち趣味人にとっても
幕の色、書体、文字の大きさ、
はたまた、
たまにしか見られない珍しい種別や行き先など、
楽しい趣味要素の詰まった鉄道部品のひとつです。

本日は
方向幕の中でも
表示器の深み、についての話。

と言っても、情緒的深みではなく
視認性を左右する
物理的深み、についてです。

サムネイルは、
"東海顔"と"103系顔"の表示器を比較したもの。

東海顔おでこ部分にある
表示と103系のそれを見比べてみて下さい。

もとより、
113系のような
東海顔を持つ車両の種別幕(行き先幕)は、
見辛いなぁ、と感じていました。
見る角度で文字が見切れる、
ガラスの奥の方にあるように見える、
影が被る、
大前提として、天地寸法が小さいこともその主要因ではないかと思いつつ、
相対的に文字が小さくなりがち…
やはり103系のと比較するとその差は明瞭です。

103系の方は視認性抜群と言った感じで、まず天地寸法が大きい、
そしてガラス面と幕が離れていない為クリアに見え、それにより目一杯に文字情報を入れても見切れることがありません。

丸折妻の東海顔と、
実用性重視の切妻103系顔では、設計上の課題に差があると想像できますが、
やはり特に通勤用途を主とした103系にあっては、
混み合うホームの中で、乗客には瞬時に種別行き先を見分けられる必要があり、
それぞれ図らずもか、
デザイン性重視の東海顔と、
実用性重視の切妻顔で
最適化された表示器の配置・位置と相成ったと解釈しています。

※サムネイルは421系と103系。

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