【早期引退が悔やまれる】ファンに好かれ現場に敬遠された、小田急9000形
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私鉄ネタをあまり書かないMr.DIMERですが、
小田急5000形記事の反響が割とよかったので調子に乗って続けて小田急の話題を。
長らく愛された"小田急顔"とは異なる意匠をもって登場した9000形ですが、
小田急のもう一つの顔というに十分ふさわしい新鋭のハンサム顔で、ファンに熱烈に愛された車両でした。
■営団千代田線直通用、小田急9000形
小田急通勤車両では初めてとなる、他社線への乗り入れを前提とした車両として
1972年から77年に亘って導入された車両。
他事業者線への乗り入れを行うにあたり、それまでの小田急標準仕様とは異なる新技術が採用されています。
■千代田線直通装備が重荷に整備と運転士両者から敬遠・・・
簡単に言うと、小田急線内で求められる高速性能と、地下鉄線内で求められる
高加減速性能の両立。
小田急線内では安定したブレーキ性能を得るための発電制動、
一方、地下鉄線のトンネル内温度上昇を抑えるために回生制動が必要となる。
線区特性が大幅に異なる両線に直通する車両としては、
それら課題対応を"両立する"必要がありました。
これらに対応した9000形は、
その複雑な制動効果により、特に異形式と併結運転する際(小田急ではどの形式でも併結運転できるという前提をもとに車両を設計しているため異形式併結が頻繁に行われる)には、
特性の違いから、大きなショックが発生するなどし、
運転士は苦労、
整備の現場からは、重装備ゆえの整備性の悪さに敬遠されたと言われます。
そう言った経緯があってか、
登場からたった34年目となる2006年には全車引退しています。
■モーター音がそっくりの電車が存在する!?
9000形こそ現存しないものの、
"モーター音が最も似ている鉄道車両"は、まだ現存しています。
はるばる遠方の九州ですが、福岡県を走る九州唯一の大手私鉄、西日本鉄道(西鉄)5000形電車。
ぜひ、一度乗ってみてはいかがでしょうか。
往時の9000形を思い出せると思います。



