【晩年は四国】アイボリーに爽やかなブルーが似合う、老兵111系を振り返る #111系の日

【晩年は四国】アイボリーに爽やかなブルーが似合う、老兵111系を振り返る #111系の日

編集長

<国鉄の黄金時代を築いた新性能電車群の一翼を担った直流近郊型電車>

111系は、湘南電車としてそれまで活躍していた80系、153系が抱える課題を解決するべく登場。
それまで片開き2ドアのデッキ付き構造車は、通勤通学客の増大にある中で、ラッシュ時の客扱い能力に難を抱えていました。

円滑な客裁きを実現するべく、
両開き3ドア構造、直前に登場している交直流電車の401系、421系の構造を踏襲する形で
1962年に運用が開始されています。

国鉄時代に登場した、「東海顔の直流近郊型電車」と言うと、
113系や115系を思い浮かべやすいと思います。

なぜ111系が思い浮かびにくいか、というと?

それもそのはず、111系は、1962年に登場後、わずか1年後の1963年に出力増強型の113系が登場しているからです。

111系は、出力増強に関係のない、先頭車クハやサハ、サロに形式を残したまま製造され続けました。

ただ、形式としては113系というくくりで語られることが多いため、
デビュー時の鮮やかさとは裏腹にひっそりとした印象を抱きます。

■晩年は四国で活躍した111系編成
JR四国の電化区間拡大に伴い、121系電車だけでは車両が不足すること、
また、同車が1988年に電化開通した瀬戸大橋線を走行できない事情から、
国鉄時代に静岡地区から4連3本、
その後、国鉄清算事業団が保有していた4連2本を廃車から復活させています。
転籍当時でもすでに車齢は25年を経過。
JR四国では、外装・内装・機器類に至るまで重整備を行っており、大変なご苦労をされたことと思います。

13年弱活躍しましたが、
その後、フルリニューアルした113系の増備に伴い、
2001年の3月には全車、お役御免となっています。

最終的に、4両編成5本が活躍しましたが、デカ目(原形車)とシールドビームの形態個体差が見られるなど賑やかな話題を振りまいた車両だったと言えます。

■今日(2026年1月11日)は #111系の日。
111系として製造された車両は、113系列の編成中で共通運用されていたため、
JR四国での活躍が最後だった。と言う言い切りはしにくいところですが、
(クハ111-314が2006年5月まで在籍)

111系で編成を組んで活躍したのは四国が最晩年だったと言えるかと思います。

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