【特集、去り行く東海顔 vol.7】東海顔初の"交直両用電車"401・421系
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<交流・直流電化区間走行用に誕生、直流153系交直両用版の東海顔>
■国鉄交直両用車は型式名がちょっと複雑?
国鉄型車両においては、
その形式を見るだけで、
電気方式、用途構造などが判別できるようになっていますが、
こと、交直両用電車においては、
商用周波数(50Hz・60Hz)により区分する考えも付加されたことで、
より複雑な形式体系となっています。
本日のお題である東海顔の元祖、153系の交直両用版、
401系・421系も、東日本・常磐線向け交流20kV・50 Hzの401系、
九州(西日本)・鹿児島本線向け交流20kV・60 Hzの421系
に区分されるわけですが、基本的な性能・装備面は同一の車両であり、
上述の通り、商用周波数によって分けられています。
ここに、401系出力増強型の403系、423系も後に登場しますが、
さらにその後、交直両用近郊型電車の決定版、415系の出現により、
初見、形式名が似通ったり、新しいのに形式が戻ったりして混乱するところでしょう。
■401系/421系概説
1961年6月の常磐線(取手~勝田間)交流電化、
山陽本線(小郡~下関間)直流電化+鹿児島本線(門司港~久留米間)交流電化に際し、
それぞれ用意されたのが401系・421系交直両用近郊型電車です。
153系電車をベースとした裾絞り車体+東海顔は、
いわゆる"東海形"電車の基本スタイルを踏襲していますが、
近郊型車両ゆえ、デッキなしの両開き3ドアを採用。
後の、国鉄近郊型電車の礎を築いた形式です。
国鉄近郊型電車として名の知れた形式は、113系や115系列ですが、
401/421系電車の方が先に登場。
まさに、113系・115系電車のプロトタイプと申せましょう。
■401系って"通勤型電車"の形式では?
国鉄を代表する通勤型電車、101系や、103系、201系、205系、
そして近郊型電車で言えば、111系、113系、115系…
十の位の"0"が通勤型、"1"や"2"が近郊型として、広く認識されている現在において
401系は"通勤型電車の部類"に入りそうですが、
国鉄における1959年の形式称号規定では、
同じく十の位の0~3を"近距離用"、
5~6を急行や特急向けの"遠距離用"としていたため、通勤型・近郊型に区分はなかったものと理解できます。
そののち、1970年代以降には、
0を通勤型、1・2を近郊型に割り当てるようになっています。
なお、実はこの401系、
70年代以降の形式称号規定の変化に合わせて、
"411系化"される計画があったのですが…
それはまた今度のお話。

