【憧れの懐中時計に"落とし穴"】

【憧れの懐中時計に"落とし穴"】

マイミー

鉄道マンの携行品で必ず必要な物は、

時計です。

当時僕がいた会社のシェアNo.1はG-SHOCKでした。
デジタルやし、合わせるの楽やし、少々狂わんし。

でもね、そうなんです。

憧れるんですよ懐中時計。

ミーハーな私は特に。

カッコいいんだもん。
若かりし私は特に並々ならぬ憧れを持ってました。

乗務にとって時計は命。

15秒単位で運行する列車に狂いは禁物です。

私が一番初めに持った懐中時計は、
ヤフオクかなんかで買った、国鉄払い下げ品!
みたいな懐中時計だったのを覚えてます。
毎日点呼で時計の清正を必ず行い秒針も合わせます。

でも僕が持ってた時計は、どこぞのお古。

買った時はウキウキで持っていきますよね。

肝心な事も考えずに。

そうです。
オーバーホールもしてないから、
狂う狂う。

乗務一本目でもう30秒狂ってるんですよ。

目が点になりました。
なんで気付いたかって、
その当時超怖い先輩とペア乗務だった時に
発車は00分15秒

45秒前にベルを鳴らし、
15秒前にドアを閉め、
05秒前に発射ブザー

秒単位の早発は許されるんですけど、(お客さんに見えない)
分単位の早発はもちろんダメ

狂ってる時計持ってそれ信じてるんだから、
それ通りに一連の動作を行いブザーを鳴らす。

ん?発車しない。

もう一回ブザーを鳴らす。

ん?まだ出ない。
思わず乗務員室内にあるデジタル時計を見ると、
59分30秒

その時気付く。
早発させようとしよるやん…
背筋に寒気がしました。

案の定詰所で
時計くらいしっかり合わせとけ!」と大目玉。

それからしばらく懐中時計とG-SHOCK両方持ってました。

懐中時計はカッコだけ。
しっかりG-SHOCKで乗務してました。
(ただ荷物増えただけ)

ではまた!
(執筆:マイミー)

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