【特集、去り行く東海顔 vol.5】家系図"東海顔一家"。<保存版>

【特集、去り行く東海顔 vol.5】家系図"東海顔一家"。<保存版>

編集長

<誕生順に追う、"東海顔一家"を整理します>

東海形電車、"東海顔"を持つ鉄道車両の完全引退が刻一刻と迫る中、その歴史や軌跡を特集している本連載ですが、
皆さんに読んで頂き、第5回を迎えるに至りました。
最終回までの目次を示せていませんが、
やはり、読者の皆様からコメントで頂く当時のエピソードや視点があり、気づかなかったところに面白さを感じ、もっともっと東海顔について書きたくなる、
だからこそ、回数を決めずにゆっくりと書き続けられたらいいな、と
そう言った趣旨でございます。
どうか皆様、飽きるまでお付き合い下さい。

本日は、
直流急行形電車153系の誕生を始祖とし、
その後、交直流車や近郊形電車にまで派生した、総勢27形式まで及んだ東海顔一族を、家系図・登場年順に羅列したいと思います。
保存して、登場順序の振り返りなどに是非ご活用下さい。

◾️東海顔の家系図
153系 1958年~1962年 直流・急行形   東海顔の始祖
155系 1959年~1965年 直流・修学旅行用 修学旅行専用設計車
159系 1961年     直流・修学旅行用 修学旅行専用設計車
401系 1960年~1966年 交直流・近郊形  直流/交流50Hz対応
421系 1960年~1966年 交直流・近郊形  直流/交流60Hz対応
403系 1965年~1968年 交直流・近郊形  401系の出力増強形
423系 1965年~1968年 交直流・近郊形  421系の出力増強形
415系 1971年~1991年 交直流・近郊形  403・423系の統合版、直流/交流50・60Hz両用
111系 1962年     直流・近郊形   401・421系の直流版
113系 1963年~1982年 直流・近郊形   111系の出力増強形
115系 1963年~1983年 直流・近郊形   勾配・寒冷路線向け・抑速ブレーキ
451系 1962年~1963年 交直流・急行形  直流/交流50Hz対応
471系 1962年~1963年 交直流・急行形  直流/交流60Hz対応
453系 1963年~    交直流・急行形  451系の出力増強形
455系 1965年~1968年 交直流・急行形  直流/交流50Hz対応・451系の出力増強形、抑速ブレーキ
473系 1965年     交直流・急行形  直流/交流60Hz対応・471系の出力増強形、1編成2両のみ製造、幻の形式
475系 1965年~1968年 交直流・急行形  直流/交流60Hz対応・471系の出力増強形、抑速ブレーキ
457系 1969年~1971年 交直流・急行形  直流/交流50・60Hz両用、455・475系の統合版、抑速ブレーキ
165系 1963年~1970年 直流・急行形   勾配・寒冷路線向け・抑速ブレーキ
163系 1964年     直流・急行形   サロのみ製造、幻の形式
167系 1965年~1966年 直流・修学旅行用 修学旅行専用設計車
169系 1968年~1969年 直流・急行形   横軽協調運転対応車
711系 1967年~1980年 交流・近郊形   日本初の量産交流近郊形電車
417系 1978年     交直流・近郊形  直流/交流50・60Hz両用
713系 1983年     交流・近郊形   地方線の交流電化拡大による要請
413系 1986年~1995年 交直流・近郊形  交直両用急行形電車の再生車
717系 1986年~1995年 交流・近郊形   交直両用急行形電車の再生車

◾️東海顔の製造年(並びは、登場順)
153系 1958年~1962年 直流・急行形   東海顔の始祖
155系 1959年~1965年 直流・修学旅行用 修学旅行専用設計車
401系 1960年~1966年 交直流・近郊形  直流/交流50Hz対応
421系 1960年~1966年 交直流・近郊形  直流/交流60Hz対応
159系 1961年     直流・修学旅行用 修学旅行専用設計車
111系 1962年     直流・近郊形   401・421系の直流版
451系 1962年~1963年 交直流・急行形  直流/交流50Hz対応
471系 1962年~1963年 交直流・急行形  直流/交流60Hz対応
165系 1963年~1970年 直流・急行形   勾配・寒冷路線向け・抑速ブレーキ
113系 1963年~1982年 直流・近郊形   111系の出力増強形
115系 1963年~1983年 直流・近郊形   勾配・寒冷路線向け・抑速ブレーキ
453系 1963年~    交直流・急行形  451系の出力増強形
163系 1964年     直流・急行形   サロのみ製造、幻の形式
167系 1965年~1966年 直流・修学旅行用 修学旅行専用設計車
455系 1965年~1968年 交直流・急行形  直流/交流50Hz対応・451系の出力増強形、抑速ブレーキ
473系 1965年     交直流・急行形  直流/交流60Hz対応・471系の出力増強形、1編成2両のみ製造、幻の形式
475系 1965年~1968年 交直流・急行形  直流/交流60Hz対応・471系の出力増強形、抑速ブレーキ
403系 1965年~1968年 交直流・近郊形  401系の出力増強形
423系 1965年~1968年 交直流・近郊形  421系の出力増強形
711系 1967年~1980年 交流・近郊形   日本初の量産交流近郊形電車
169系 1968年~1969年 直流・急行形   横軽協調運転対応車
457系 1969年~1971年 交直流・急行形  直流/交流50・60Hz両用、455・475系の統合版、抑速ブレーキ
415系 1971年~1991年 交直流・近郊形  403・423系の統合版、直流/交流50・60Hz両用
417系 1978年     交直流・近郊形  直流/交流50・60Hz両用
713系 1983年     交流・近郊形   地方線の交流電化拡大による要請
413系 1986年~1995年 交直流・近郊形  交直両用急行形電車の再生車
717系 1986年~1995年 交流・近郊形   交直両用急行形電車の再生車

さて、本回は、車両の登場順と家系について述べる資料的役割色の強いものとなりましたが、
特に、形式別の登場年で並べなおしますと、
車両それぞれがどのような変遷をたどって高性能化、実情に合わせた進化をしてきたか、
が垣間見えるものと存じます。

東海形電車登場直後となる60年代は、急増する旅客需要対応に伴う派生形式の増加、
修学旅行用車両も頻繁に開発・登場しています。

70年代以降になると、415系による交流50Hz・60Hz両用の実用化により、
交直両用近郊形電車の決定版が誕生。

その後、415系のメカニズムを応用した
地方向け普通列車の置換えに伴う、417系が登場しているものの、
当時の国鉄財政事情を鑑み、
旧態依然とした客車列車、気動車での運用、
特急形・急行形電車の余剰車活用に方針が振られ、
東海顔の新型車両が登場する機会は一気に減っていくこととなるのです。

車両製造技術の進化に伴い、
永遠に東海顔が製造され続けることになるわけではないにせよ、
当時において、もし、国鉄の財政事情を考える必要が無ければ、
地方向けの東海顔車両は、史実よりも大所帯となり、
未だ少数でも走り続けている形式があったのかも知れません。

※稚拙なまとめに付、誤植・誤認がありましたらご指摘下さい。

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