【16両はW、8両は半分でV】名付けは安直?想像すると面白い編成記号の話
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■500系WはVへ
「営業運転で時速300kmを実現した日本初の新幹線」500系は、
東海道・山陽新幹線を直通するのぞみ号として、
1997年に営業運転を開始しました。
16両固定で9編成が用意され、
それぞれW1~W9までの編成番号が振られていました。
2007年には、500系の後継となるN700系が営業運転を開始・増備されたことにより、
500系は2010年2月に「のぞみ」の定期運用から離脱。
量産先行車のW1編成を除く8編成(W2~W9編成)が、2008年から2010年にかけ8両編成(7000番台)へ改造されました。
これが、V編成となります。
■W(16両)の半分(8両)だからV?
16両編成時代にW編成を名乗っていた500系は、
山陽新幹線内専用車となるとともに、8両編成へと短縮改造されたことにより
V編成を名乗るようになります。
Wの半分を消すとV。
なんて安直な名づけか。と思いますが、
公式な符号ルールがないという仮定に立つと、
現場の方々の思惑や思考が見えてとても面白いものがあります。
最も、
500系16両時代がなぜ「W」だったのか?についての理由は定かでありませんが、
500系登場に際してその原型となった
500系900番台の愛称が、
「WIN350」であったことから想像するに、
そのWIN350の"W"から取得したものかな?
または、JR西日本の威信をかけて開発した初めての新幹線車両だったからこそ、
「West」の「W」だったのか?
と妄想してしまうわけです。
■100N系グランドひかりもV編成だった
蛇足ですが、国鉄分割民営化当時、
0系新幹線しか保有していなかったJR西日本は、
旅客サービスの向上、到達時分の短縮を目的に、
東京~博多間に速達タイプの「ひかり」運転用として
100N系新幹線電車を用意します。
これが「グランドひかり」号。
東京~博多の長距離運用にあたり、
東海所有(G)編成では省略された「食堂車」を設定。
グリーン車と共に4両連続したダブルデッカー編成は圧巻の見た目でした。
(7・8・10号車がグリーン車・9号車に食堂車)
この列車もまた、JR西日本が威信を掛けて登場させた列車だったわけですから、
V編成という"編成記号"には、一方ならぬ思い入れがあると解釈しても
良かろうかと思います。
東海道・山陽新幹線の高速のぞみ新時代を築いた500系の晩年に際し、
そう"安易"に割り当てられない"V"を
ここであえて500系8両編成に附番したのは、
JR西日本山陽新幹線関係者の
粋な計らいだったのかもしれません。



