Mr.DIMER Journal

【どれもこれもド派手!】JR貨物機関車に施された"試験塗装"の数々

【どれもこれもド派手!】JR貨物機関車に施された"試験塗装"の数々

<JR貨物イメージアップ戦略!新会社らしい斬新な見た目とイメージ構築を目指して。> ■JR旅客会社と共に貨物会社が発足 1987年4月1日、JR貨物はJR北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の旅客会社と共に、 発足した鉄道会社です。 JR貨物は、鉄道事業法において「第二種鉄道事業者」として、自社の線路を持たず、 JR旅客会社線を借用する形で、貨物列車を運行しています。 (厳密には第一種鉄道事業者として保有する路線は、わずか8線区29.1km) ■カラフルな塗装がワクワクさせてくれた、"JR貨物試験塗装色"。 それまで国鉄色と呼ばれる、用途や電源方式に則って塗装されていた機関車たちも、 JRの発足に伴い新生企業への転換、イメージアップを目的として、 数々の塗装変更が行われました。 これまで、国鉄色として指定されていた、青や赤、ローズピンク、クリームなどの色合いから、 鮮やかな赤や黄色、青と言った原色に近いカラーリング、大きなJRマークが側面に配されたりと、ファンを沸かせてくれました。 数多くの試験塗装が繰り返されたものの、 機関車によって、デザインが並列すると塗装コストがかかること、 ブランドイメージ統一の観点から、最終的には貨物更新色や、 新型機関車に見られる標準的なデザインに集約されていきました。 ■意外!不動産会社としての顔も持つJR貨物 JR貨物では、鉄道事業に次ぐ「第二の収益の柱」として不動産事業を展開。 貨物駅の広大な敷地を活用した、巨大倉庫や物流センターの運営、 元々貨物駅のあった操車場跡地の再開発による街づくり、マンション事業などを展開しています。 ■これからの貨物鉄道は? 2026年4月施行の「改正物流効率化法」は、物流業界において新たな課題となる、「物流2026年問題」に直結します。 賃上げ原資の確保、物流に関わる人材が減っていくことに対する効率化の要求、これらの義務が一定の規模以上を持つ荷主企業に課せられ、 今日、トラックを中心として構成されてきた長距離輸送を、長距離かつ大量輸送を得意とする鉄道貨物への移行、 いわゆる「モーダルシフト」の傾向が強まると予測されています。 一方で、災害への弱さ、インフラの老朽化による投資の加速など、 目下の課題を抱える鉄道貨物輸送ですが、 鉄道が持つ特有の大量輸送力、Co2などの環境保護の観点から、鉄道貨物の価値はより高まるものと感じています。 <毎度、鉄道メディア...

【どれもこれもド派手!】JR貨物機関車に施された"試験塗装"の数々

<JR貨物イメージアップ戦略!新会社らしい斬新な見た目とイメージ構築を目指して。> ■JR旅客会社と共に貨物会社が発足 1987年4月1日、JR貨物はJR北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州の旅客会社と共に、 発足した鉄道会社です。 JR貨物は、鉄道事業法において「第二種鉄道事業者」として、自社の線路を持たず、 JR旅客会社線を借用する形で、貨物列車を運行しています。 (厳密には第一種鉄道事業者として保有する路線は、わずか8線区29.1km) ■カラフルな塗装がワクワクさせてくれた、"JR貨物試験塗装色"。 それまで国鉄色と呼ばれる、用途や電源方式に則って塗装されていた機関車たちも、 JRの発足に伴い新生企業への転換、イメージアップを目的として、 数々の塗装変更が行われました。 これまで、国鉄色として指定されていた、青や赤、ローズピンク、クリームなどの色合いから、 鮮やかな赤や黄色、青と言った原色に近いカラーリング、大きなJRマークが側面に配されたりと、ファンを沸かせてくれました。 数多くの試験塗装が繰り返されたものの、 機関車によって、デザインが並列すると塗装コストがかかること、 ブランドイメージ統一の観点から、最終的には貨物更新色や、 新型機関車に見られる標準的なデザインに集約されていきました。 ■意外!不動産会社としての顔も持つJR貨物 JR貨物では、鉄道事業に次ぐ「第二の収益の柱」として不動産事業を展開。 貨物駅の広大な敷地を活用した、巨大倉庫や物流センターの運営、 元々貨物駅のあった操車場跡地の再開発による街づくり、マンション事業などを展開しています。 ■これからの貨物鉄道は? 2026年4月施行の「改正物流効率化法」は、物流業界において新たな課題となる、「物流2026年問題」に直結します。 賃上げ原資の確保、物流に関わる人材が減っていくことに対する効率化の要求、これらの義務が一定の規模以上を持つ荷主企業に課せられ、 今日、トラックを中心として構成されてきた長距離輸送を、長距離かつ大量輸送を得意とする鉄道貨物への移行、 いわゆる「モーダルシフト」の傾向が強まると予測されています。 一方で、災害への弱さ、インフラの老朽化による投資の加速など、 目下の課題を抱える鉄道貨物輸送ですが、 鉄道が持つ特有の大量輸送力、Co2などの環境保護の観点から、鉄道貨物の価値はより高まるものと感じています。 <毎度、鉄道メディア...

【安全確保は輸送の生命である】

【安全確保は輸送の生命である】

当メディアで特定の会社の話題を挙げるのは、 どうかとも思いますが、 シンプルにフラットな目線での考察を 書いてみたいと思います。 マイミーです。 近年JR東日本管内で、 設備上のトラブルが増えてますね。 つい最近も首都圏で送電のトラブルにより、 山手線、京浜東北線が、 数時間に渡り運転を見合わせましたね。 これに関しては、 ヒューマンエラーによるものと発表されてますが、 その数週間後には常磐線での架線トラブル。 何十万人にも影響が出ました。 僭越ながら私の率直な感想として、 こんな大資本で技術も設備も最先端のJRですら、 こんなに事故が頻発してるのに、 脆弱な設備の中小私鉄は、大丈夫?? なわけないと思います。 中小私鉄に居た私は当時から、 なにか他社で輸送トラブルが起こる度に、 いつかウチにもこう言うこと起こるとか、 これ大丈夫?とか いっぱい思う事ありました。 地方自治体や、国からの補助金などで、 ある程度は設備に、 お金を掛けることができていましたが、 正直全然足りてないのも実情でした。 多くはここでは言えませんが、 (編集長に何言ってもいいプラットフォーム作ってもらおう。)...

【安全確保は輸送の生命である】

当メディアで特定の会社の話題を挙げるのは、 どうかとも思いますが、 シンプルにフラットな目線での考察を 書いてみたいと思います。 マイミーです。 近年JR東日本管内で、 設備上のトラブルが増えてますね。 つい最近も首都圏で送電のトラブルにより、 山手線、京浜東北線が、 数時間に渡り運転を見合わせましたね。 これに関しては、 ヒューマンエラーによるものと発表されてますが、 その数週間後には常磐線での架線トラブル。 何十万人にも影響が出ました。 僭越ながら私の率直な感想として、 こんな大資本で技術も設備も最先端のJRですら、 こんなに事故が頻発してるのに、 脆弱な設備の中小私鉄は、大丈夫?? なわけないと思います。 中小私鉄に居た私は当時から、 なにか他社で輸送トラブルが起こる度に、 いつかウチにもこう言うこと起こるとか、 これ大丈夫?とか いっぱい思う事ありました。 地方自治体や、国からの補助金などで、 ある程度は設備に、 お金を掛けることができていましたが、 正直全然足りてないのも実情でした。 多くはここでは言えませんが、 (編集長に何言ってもいいプラットフォーム作ってもらおう。)...

【建国記念の日】日出る国、祖国に感謝。「にちりん」・「ひむか」・「ひゅうが」

【建国記念の日】日出る国、祖国に感謝。「にちりん」・「ひむか」・「ひゅうが」

<2月11日は建国記念日。紀元前660年1月1日、初代天皇神武天皇が即位した日です。> ※明治時代のグレゴリオ暦換算(2月11日に相当する) ■神話からひも解く「日本国」 日本という国を神話による起源で語るとすれば、それは『古事記』や『日本書紀』に記された物語からひも解くことができます。 ★国生み 伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)が、混沌とした海をかき混ぜて「淡路島」や「本州」などの島々(大八島)を生み出しました。 ★天孫降臨 天照大御神の孫であるニニギノミコトが、高天原から九州の高千穂に降り立ち、地上を統治する権利を授かりました。 ★神武天皇の即位 ニニギの曾孫である神武天皇が、九州から東へ進み(東征)、紀元前660年1月1日(新暦で2月11日)に大和の橿原宮で初代天皇として即位しました。これが神話上の「日本」の始まりです。 ■宮崎県が"太陽の国"と言われる所以 宮崎の古名である「日向国」という名前自体が、太陽と密接に関係しています。 ★日の当たる場所 記紀神話において、この地は「日の当たる方に向いた国(日の向かう国)」という意味で日向と名付けられたとされています。 ★天孫降臨の地 太陽神・天照大御神の孫であるニニギノミコトが降り立った地(高千穂)であり、まさに太陽の神の系譜が始まった場所です。 ■日向の国をひた走る、「にちりん・ひゅうが・ひむか」 ★伝統の特急、「にちりん」(日輪) 1968年、博多-西鹿児島(現:鹿児島中央)間を日豊本線経由で運行していた急行列車を特急(特別急行)に格上げする形で 運行を開始しました。 当時は、幸崎駅以南が非電化であったことから、 当初はキハ80系気動車による運行。 その後、1972年には博多-大分間に485系特急形電車を充当。 1974年に南宮崎までの電化開業により、運用が拡大されています。 列車名の由来は、太陽を表す「日輪」をひらがなにしたところを所以としており、 まさに、太陽の国、宮崎を象徴する名称と言えます。 ★延岡-宮崎・南宮崎・宮崎空港間の特急「ひゅうが」(日向) 利用低迷により本数の削減された、博多-南宮崎・宮崎空港間を運行していた「にちりん」を保管する形で、 2000年3月11日に、延岡市~宮崎市の都市間輸送および宮崎空港へのアクセス性補完のために誕生したのが、 特急「ひゅうが」です。...

【建国記念の日】日出る国、祖国に感謝。「にちりん」・「ひむか」・「ひゅうが」

<2月11日は建国記念日。紀元前660年1月1日、初代天皇神武天皇が即位した日です。> ※明治時代のグレゴリオ暦換算(2月11日に相当する) ■神話からひも解く「日本国」 日本という国を神話による起源で語るとすれば、それは『古事記』や『日本書紀』に記された物語からひも解くことができます。 ★国生み 伊邪那岐(イザナギ)と伊邪那美(イザナミ)が、混沌とした海をかき混ぜて「淡路島」や「本州」などの島々(大八島)を生み出しました。 ★天孫降臨 天照大御神の孫であるニニギノミコトが、高天原から九州の高千穂に降り立ち、地上を統治する権利を授かりました。 ★神武天皇の即位 ニニギの曾孫である神武天皇が、九州から東へ進み(東征)、紀元前660年1月1日(新暦で2月11日)に大和の橿原宮で初代天皇として即位しました。これが神話上の「日本」の始まりです。 ■宮崎県が"太陽の国"と言われる所以 宮崎の古名である「日向国」という名前自体が、太陽と密接に関係しています。 ★日の当たる場所 記紀神話において、この地は「日の当たる方に向いた国(日の向かう国)」という意味で日向と名付けられたとされています。 ★天孫降臨の地 太陽神・天照大御神の孫であるニニギノミコトが降り立った地(高千穂)であり、まさに太陽の神の系譜が始まった場所です。 ■日向の国をひた走る、「にちりん・ひゅうが・ひむか」 ★伝統の特急、「にちりん」(日輪) 1968年、博多-西鹿児島(現:鹿児島中央)間を日豊本線経由で運行していた急行列車を特急(特別急行)に格上げする形で 運行を開始しました。 当時は、幸崎駅以南が非電化であったことから、 当初はキハ80系気動車による運行。 その後、1972年には博多-大分間に485系特急形電車を充当。 1974年に南宮崎までの電化開業により、運用が拡大されています。 列車名の由来は、太陽を表す「日輪」をひらがなにしたところを所以としており、 まさに、太陽の国、宮崎を象徴する名称と言えます。 ★延岡-宮崎・南宮崎・宮崎空港間の特急「ひゅうが」(日向) 利用低迷により本数の削減された、博多-南宮崎・宮崎空港間を運行していた「にちりん」を保管する形で、 2000年3月11日に、延岡市~宮崎市の都市間輸送および宮崎空港へのアクセス性補完のために誕生したのが、 特急「ひゅうが」です。...

【始祖はE531系?】JR史上最大派閥を誇る"E233顔"の系譜を辿る

【始祖はE531系?】JR史上最大派閥を誇る"E233顔"の系譜を辿る

<"のっぺらぼう"に驚いた初見、今でこそ「JR東日本定番顔」となった最大家系の"始祖"を辿ります> E233系。 総勢3,403両が製造された、JRグループでも最大勢力を誇る一大形式です。 2006年12月より、0番台が中央線快速用として運用を開始しています。 E233系は、先代のE231系の後継車として、 さらに進化・発展させた、JR東日本の主力形式として開発されました。 正面デザインにおいては、 通勤型が拡幅車体となった209系から、E231系、E531系を進化の過程としていますが、 今日は、この"正面デザイン"についてのお話。 ■いきなりのっぺらぼう?!プレスリリースでのパースに戸惑った E233系登場の前年となる2005年。 常磐線・水戸線では、在来の403系・415系鋼製車の置き換えを目的として、 新型車両E531系をデビューさせました。 導入予定車両のパース画では、209系、E231系で完成しつつあった"顔"(正面デザイン)が がらりと変更。 E231系顔をベースとしつつも、 これまで、腰下に配置されていた前照灯・尾灯は頭上付近へ移動しています。 これまで採用されていたE231系顔に見慣れていたためか、いうなれば目に当たる位置に、何もない、ということで "のっぺらぼう"という印象を受けたものです。 最も、実用性という面では、 「遠方からの視認性を高め、踏切事故などのリスクを低減する」という意味合いがあり、 デザイン性というより、機能性を重視した結果と申せましょう。 ■"E531系顔"は洗練された"E233系顔"へ "のっぺらぼう"は人に対してなら失礼な物言いかもしれませんが、 進化の過程において誕生した"E531系顔"。 まさに、本日のお題目であるE233系顔の始祖がこの車両でしょう。 将来的なJR東日本における、通勤・近郊型電車のベースとなる要素を盛り込んで登場した形式ゆえに これからの新造形式においても同様の"顔"が採用されていくものと認識していました。 ところが、翌年(2006年)に登場したE233系では、 前照灯・尾灯や、LED行き先方向幕の配置、前面非貫通、ステップなどの意匠はそのままに...

【始祖はE531系?】JR史上最大派閥を誇る"E233顔"の系譜を辿る

<"のっぺらぼう"に驚いた初見、今でこそ「JR東日本定番顔」となった最大家系の"始祖"を辿ります> E233系。 総勢3,403両が製造された、JRグループでも最大勢力を誇る一大形式です。 2006年12月より、0番台が中央線快速用として運用を開始しています。 E233系は、先代のE231系の後継車として、 さらに進化・発展させた、JR東日本の主力形式として開発されました。 正面デザインにおいては、 通勤型が拡幅車体となった209系から、E231系、E531系を進化の過程としていますが、 今日は、この"正面デザイン"についてのお話。 ■いきなりのっぺらぼう?!プレスリリースでのパースに戸惑った E233系登場の前年となる2005年。 常磐線・水戸線では、在来の403系・415系鋼製車の置き換えを目的として、 新型車両E531系をデビューさせました。 導入予定車両のパース画では、209系、E231系で完成しつつあった"顔"(正面デザイン)が がらりと変更。 E231系顔をベースとしつつも、 これまで、腰下に配置されていた前照灯・尾灯は頭上付近へ移動しています。 これまで採用されていたE231系顔に見慣れていたためか、いうなれば目に当たる位置に、何もない、ということで "のっぺらぼう"という印象を受けたものです。 最も、実用性という面では、 「遠方からの視認性を高め、踏切事故などのリスクを低減する」という意味合いがあり、 デザイン性というより、機能性を重視した結果と申せましょう。 ■"E531系顔"は洗練された"E233系顔"へ "のっぺらぼう"は人に対してなら失礼な物言いかもしれませんが、 進化の過程において誕生した"E531系顔"。 まさに、本日のお題目であるE233系顔の始祖がこの車両でしょう。 将来的なJR東日本における、通勤・近郊型電車のベースとなる要素を盛り込んで登場した形式ゆえに これからの新造形式においても同様の"顔"が採用されていくものと認識していました。 ところが、翌年(2006年)に登場したE233系では、 前照灯・尾灯や、LED行き先方向幕の配置、前面非貫通、ステップなどの意匠はそのままに...

【幻の285系、寝台特急”あさかぜ”】方向幕には準備あり(アーカイブ・リライト)

【幻の285系、寝台特急”あさかぜ”】方向幕には準備あり(アーカイブ・リライト)

285系電車を使用した列車といえば、現在、国内を走る定期寝台夜行列車として唯一残る”サンライズエクスプレス”号です。 さて、1998年7月10日に登場、当初より東京~高松間の「サンライズ瀬戸」および東京~出雲市間「サンライズ出雲」で運行されているサンライズエクスプレスは、定期列車としての運用のほかに多客時にはサンライズ出雲の臨時増発運転、サンライズ瀬戸においては高松より先に延長運転が行われ、地方帰省客のための季節列車としての役割も果たします。 なお、登場当初の1998年から2008年までのおよそ10年間は予備の1編成を利用した「サンライズゆめ」号を運転。 この列車は、不定期な臨時列車としてではありますが、東京~岡山・下関を結ぶ、かつての東海道・山陽優等列車然とした、花形運用もありました。 ■あさかぜ方向幕を収録?! 日本国内に唯一残る定期寝台夜行列車として昨今、再注目と人気をより集めつつあるサンライズエクスプレス。 実は、サンライズエクスプレス専用車両である285系電車には通常時に使用する”サンライズ出雲”や”サンライズ瀬戸”の方向幕のほかに、国内各地の主要都市を目的地とした種別特急幕の行き先方向幕が収録されていることをご存知でしょうか。 もちろんこれは、将来の運用において、そのような列車が登場するということを確約したものではなく、臨時列車としてや特別仕立て列車として運行する際に”もしかすると”使用するかもしれない、という予備の予備的に収録されたものですから、現実に使用される確率は非常に少ないと申せましょう。 しかしながら、終着駅に到着した列車が”回送”を表示させるまでに使用されたことのない方向幕が垣間見えるのは、それはまた鉄道趣味の魅力なところで、”この列車が○○に行くのか~”と、さまざまの想像を掻き立てるのです。 前置きが長くなりましたが、285系の方向幕の中にはかつての寝台特急ブルートレイン・”あさかぜ”であろう方向幕が収録されています。 あさかぜは、1956年から2008年まで存在した名列車の中の名列車で、全盛期にあっては東京~博多を結ぶ列車でした。 お気づきの方もあろうかと思いますが、285系は直流電車であって、鹿児島本線は交流電化区間ですから走行することはできません。 方向幕も、下り方面は”特急 あさかぜ 下関”となっていますから、廃止直前の下関止まり”あさかぜ”と同ルートを想定しているものと思われます。 山陽新幹線の博多開業以降、山陽本線を経由して九州へと至る特急列車は順次縮小・廃止の一途をたどり現在は皆無。 あさかぜの下関止まりを想定しているにもかかわらず、同ルートを走行していた”サンライズゆめ”が、同列車名と方向幕を用いなかったのは、あくまで臨時列車であったからでしょうか。 もし、東京~下関間に定期寝台特急として復活させるならば、この時こそ”サンライズあさかぜ”としてかつての名列車が甦るのかも、しれませんね。 ■285系電車概説 285系電車は、1998年、JR東海とJR西日本が共同で開発した特急型「寝台電車」です。 寝台特急 瀬戸と出雲の一部列車を285系に置き換え、サンライズ出雲・サンライズ瀬戸としてデビューしました。 この285系、寝台電車としては、さかのぼること、1967年。 世界初、寝台・座席兼用の特急型電車として登場した、581系・583系以来の車となります。 しかし、581・583系寝台電車は、昼夜兼用として開発された経緯から、複雑な構造による座席使用時の居住性の悪さ、新幹線の発達による需要の減少で寝台列車はもっぱら、客車列車が主流となっていました。 そのような経緯の中で登場した285系は、スピードアップの観点から、寝台電車というDNAを受け継ぎつつも居住空間の快適性、アメニティの充実を図り新しい寝台列車の「形」として世に送り出されたのです。 車両の内装は、なんと住宅メーカー、ミサワホームのユニットシステムが取入れられ、これまでにない、木目調のぬくもりを感じられる明るい室内に。 利用客の多様性を考慮した、普通車指定席特急券のみで乗車できる「ノビノビ座席」車も連結しています。 寝台列車の需要が軒並み減少していた中、常に高い乗車率を保っており、東京と出雲、四国方面を結ぶ寝台特急電車として定着しています。 代表的な存在であったブルートレインを使用した列車は遂に終焉を迎えてしまいましたが、サンライズエクスプレスで得られる夜行列車の気分はまだまだ味わえそうです。 <毎度、鉄道メディア...

【幻の285系、寝台特急”あさかぜ”】方向幕には準備あり(アーカイブ・リライト)

285系電車を使用した列車といえば、現在、国内を走る定期寝台夜行列車として唯一残る”サンライズエクスプレス”号です。 さて、1998年7月10日に登場、当初より東京~高松間の「サンライズ瀬戸」および東京~出雲市間「サンライズ出雲」で運行されているサンライズエクスプレスは、定期列車としての運用のほかに多客時にはサンライズ出雲の臨時増発運転、サンライズ瀬戸においては高松より先に延長運転が行われ、地方帰省客のための季節列車としての役割も果たします。 なお、登場当初の1998年から2008年までのおよそ10年間は予備の1編成を利用した「サンライズゆめ」号を運転。 この列車は、不定期な臨時列車としてではありますが、東京~岡山・下関を結ぶ、かつての東海道・山陽優等列車然とした、花形運用もありました。 ■あさかぜ方向幕を収録?! 日本国内に唯一残る定期寝台夜行列車として昨今、再注目と人気をより集めつつあるサンライズエクスプレス。 実は、サンライズエクスプレス専用車両である285系電車には通常時に使用する”サンライズ出雲”や”サンライズ瀬戸”の方向幕のほかに、国内各地の主要都市を目的地とした種別特急幕の行き先方向幕が収録されていることをご存知でしょうか。 もちろんこれは、将来の運用において、そのような列車が登場するということを確約したものではなく、臨時列車としてや特別仕立て列車として運行する際に”もしかすると”使用するかもしれない、という予備の予備的に収録されたものですから、現実に使用される確率は非常に少ないと申せましょう。 しかしながら、終着駅に到着した列車が”回送”を表示させるまでに使用されたことのない方向幕が垣間見えるのは、それはまた鉄道趣味の魅力なところで、”この列車が○○に行くのか~”と、さまざまの想像を掻き立てるのです。 前置きが長くなりましたが、285系の方向幕の中にはかつての寝台特急ブルートレイン・”あさかぜ”であろう方向幕が収録されています。 あさかぜは、1956年から2008年まで存在した名列車の中の名列車で、全盛期にあっては東京~博多を結ぶ列車でした。 お気づきの方もあろうかと思いますが、285系は直流電車であって、鹿児島本線は交流電化区間ですから走行することはできません。 方向幕も、下り方面は”特急 あさかぜ 下関”となっていますから、廃止直前の下関止まり”あさかぜ”と同ルートを想定しているものと思われます。 山陽新幹線の博多開業以降、山陽本線を経由して九州へと至る特急列車は順次縮小・廃止の一途をたどり現在は皆無。 あさかぜの下関止まりを想定しているにもかかわらず、同ルートを走行していた”サンライズゆめ”が、同列車名と方向幕を用いなかったのは、あくまで臨時列車であったからでしょうか。 もし、東京~下関間に定期寝台特急として復活させるならば、この時こそ”サンライズあさかぜ”としてかつての名列車が甦るのかも、しれませんね。 ■285系電車概説 285系電車は、1998年、JR東海とJR西日本が共同で開発した特急型「寝台電車」です。 寝台特急 瀬戸と出雲の一部列車を285系に置き換え、サンライズ出雲・サンライズ瀬戸としてデビューしました。 この285系、寝台電車としては、さかのぼること、1967年。 世界初、寝台・座席兼用の特急型電車として登場した、581系・583系以来の車となります。 しかし、581・583系寝台電車は、昼夜兼用として開発された経緯から、複雑な構造による座席使用時の居住性の悪さ、新幹線の発達による需要の減少で寝台列車はもっぱら、客車列車が主流となっていました。 そのような経緯の中で登場した285系は、スピードアップの観点から、寝台電車というDNAを受け継ぎつつも居住空間の快適性、アメニティの充実を図り新しい寝台列車の「形」として世に送り出されたのです。 車両の内装は、なんと住宅メーカー、ミサワホームのユニットシステムが取入れられ、これまでにない、木目調のぬくもりを感じられる明るい室内に。 利用客の多様性を考慮した、普通車指定席特急券のみで乗車できる「ノビノビ座席」車も連結しています。 寝台列車の需要が軒並み減少していた中、常に高い乗車率を保っており、東京と出雲、四国方面を結ぶ寝台特急電車として定着しています。 代表的な存在であったブルートレインを使用した列車は遂に終焉を迎えてしまいましたが、サンライズエクスプレスで得られる夜行列車の気分はまだまだ味わえそうです。 <毎度、鉄道メディア...

【カップル観察の話】

【カップル観察の話】

レチ業務をやってると、 人間観察すきになるんですよねー。 マイミーです。 これってみんなそうなのかな。 レチ時代に、人間観察してると面白いカップルに 遭遇したりします。 毎日同じ場所に乗り、毎日たまたま感装いながら、 隣同士で座り、ニヤニヤしながら目配せするカップルや、 はたまたもうアンタ達高校生?って聞きたくなるほど、 堂々たるやお熱いカップル、 これは僕の予想でしかなかったんですが、 え? まさか禁断の恋?みたいなカップルまで、 いろんな人間模様が観察できる仕事でもありました。 だってずーっと客室の方向いて立ってるんだもの。 嫌でも見てしまいますよ。 これはほっこりする話。 長年、杖をついていつも同じ列車に乗って来るおじいちゃん。 そして数駅進んだ途中駅から乗って来るおばあちゃん。 毎日同じ時間に乗る2人。 隣同士で約1時間ほど電車に揺られ、 ひと時を楽しんでいる様でした。 もちろん乗務員間でも話題になり、 乗務員同士で色んな妄想を広げ、 喫煙所で喋っていると、 横でタバコを吸う大ボス乗務員が その話を聞いていたのか、真相を教えてくれました。 結論から言うと、その2人は今で言う元彼と元カノ。 お互い別々の伴侶を持ち、 別々の人生を歩んでいたが、お互い伴侶と死別。...

【カップル観察の話】

レチ業務をやってると、 人間観察すきになるんですよねー。 マイミーです。 これってみんなそうなのかな。 レチ時代に、人間観察してると面白いカップルに 遭遇したりします。 毎日同じ場所に乗り、毎日たまたま感装いながら、 隣同士で座り、ニヤニヤしながら目配せするカップルや、 はたまたもうアンタ達高校生?って聞きたくなるほど、 堂々たるやお熱いカップル、 これは僕の予想でしかなかったんですが、 え? まさか禁断の恋?みたいなカップルまで、 いろんな人間模様が観察できる仕事でもありました。 だってずーっと客室の方向いて立ってるんだもの。 嫌でも見てしまいますよ。 これはほっこりする話。 長年、杖をついていつも同じ列車に乗って来るおじいちゃん。 そして数駅進んだ途中駅から乗って来るおばあちゃん。 毎日同じ時間に乗る2人。 隣同士で約1時間ほど電車に揺られ、 ひと時を楽しんでいる様でした。 もちろん乗務員間でも話題になり、 乗務員同士で色んな妄想を広げ、 喫煙所で喋っていると、 横でタバコを吸う大ボス乗務員が その話を聞いていたのか、真相を教えてくれました。 結論から言うと、その2人は今で言う元彼と元カノ。 お互い別々の伴侶を持ち、 別々の人生を歩んでいたが、お互い伴侶と死別。...