Mr.DIMER Journal

【青春18きっぷ】誰のための"きっぷ"になったのか

【青春18きっぷ】誰のための"きっぷ"になったのか

青春18きっぷの利用者が、コロナ禍以上の勢いで減っているという。そりゃ、そうでしょう。 今の青春18きっぷは、俺たちが知っている青春18きっぷではないのだから。 以前は、利用期間内の好きな5日間を選び、全国のJR普通・快速列車に乗ることができました。 価格は1万2050円。1日当たり2410円で、複数人での利用も可能。 ひとりで5日間使う。仲間と日帰り旅行に出掛ける。天気や予定に合わせて使う日を変える。その自由さこそが、青春18きっぷ最大の魅力でした。 しかし、2024年冬季分から条件が大きく変更。 「好きな5日間」から、「連続する5日間」または、「連続する3日間」となり、複数人での利用もできなくなりました。 JR側は、自動改札機に対応するための変更だと説明しています。ただ、利用者が本当に求めていたのは、自動改札機を通れる便利さだったのでしょうか。 私達が求めていたのは、 「好きな日に使えること。」 「仲間と一緒に使えること。」 「自分だけの旅程を組めること。」 便利さではなく、自由だったのです。青春18きっぷは、自動改札機を通れるようになった代わりに、青春18きっぷらしさを失ってしまいました。 利用者を呼び戻すなら、条件の見直しは必須でしょう。ただ、条件を元に戻すだけで、かつての熱気まで戻るのでしょうか。 青春18きっぷが最も輝いていた時代。東日本エリアだけでもそこには、夜行快速「ムーンライト」シリーズがありました。 ムーンライトながら。 ムーンライトえちご。 ムーンライト信州。 夜に出発し、朝には遠くの街へ。眠れなくても、座席がきつくても、なぜかワクワクした。眠い目をこすりながら、早朝のホームへ降り立った瞬間。「ここまで来たぞ」という達成感がありました。あの不便さまで含めて、旅だったのです。 今、夜行列車が再び注目され始めています。 ならば、青春18きっぷの再生にも、新たな夜行列車に白羽の矢が?と、思うわけです。 全国を駆け巡る令和版ムーンライト。 主要都市を結ぶ夜行列車。各駅停車を乗り継ぎながら、朝を迎える旅。 もちろん、深夜帯は保守作業に欠かせません。簡単な話ではないことも分かります。 それでも、AIや検査技術、保守機械が進化している今だからこそ、夜の鉄路を活用する方法を、もう一度考えてもいいはずです。 青春18きっぷを救うのは、自動改札機ではありません。 必要なのは、 もう一度、時刻表を開きたくなること。 知らない街へ行きたくなること。 夜を越えて、遠くへ向かいたくなること。...

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【青春18きっぷ】誰のための"きっぷ"になったのか

青春18きっぷの利用者が、コロナ禍以上の勢いで減っているという。そりゃ、そうでしょう。 今の青春18きっぷは、俺たちが知っている青春18きっぷではないのだから。 以前は、利用期間内の好きな5日間を選び、全国のJR普通・快速列車に乗ることができました。 価格は1万2050円。1日当たり2410円で、複数人での利用も可能。 ひとりで5日間使う。仲間と日帰り旅行に出掛ける。天気や予定に合わせて使う日を変える。その自由さこそが、青春18きっぷ最大の魅力でした。 しかし、2024年冬季分から条件が大きく変更。 「好きな5日間」から、「連続する5日間」または、「連続する3日間」となり、複数人での利用もできなくなりました。 JR側は、自動改札機に対応するための変更だと説明しています。ただ、利用者が本当に求めていたのは、自動改札機を通れる便利さだったのでしょうか。 私達が求めていたのは、 「好きな日に使えること。」 「仲間と一緒に使えること。」 「自分だけの旅程を組めること。」 便利さではなく、自由だったのです。青春18きっぷは、自動改札機を通れるようになった代わりに、青春18きっぷらしさを失ってしまいました。 利用者を呼び戻すなら、条件の見直しは必須でしょう。ただ、条件を元に戻すだけで、かつての熱気まで戻るのでしょうか。 青春18きっぷが最も輝いていた時代。東日本エリアだけでもそこには、夜行快速「ムーンライト」シリーズがありました。 ムーンライトながら。 ムーンライトえちご。 ムーンライト信州。 夜に出発し、朝には遠くの街へ。眠れなくても、座席がきつくても、なぜかワクワクした。眠い目をこすりながら、早朝のホームへ降り立った瞬間。「ここまで来たぞ」という達成感がありました。あの不便さまで含めて、旅だったのです。 今、夜行列車が再び注目され始めています。 ならば、青春18きっぷの再生にも、新たな夜行列車に白羽の矢が?と、思うわけです。 全国を駆け巡る令和版ムーンライト。 主要都市を結ぶ夜行列車。各駅停車を乗り継ぎながら、朝を迎える旅。 もちろん、深夜帯は保守作業に欠かせません。簡単な話ではないことも分かります。 それでも、AIや検査技術、保守機械が進化している今だからこそ、夜の鉄路を活用する方法を、もう一度考えてもいいはずです。 青春18きっぷを救うのは、自動改札機ではありません。 必要なのは、 もう一度、時刻表を開きたくなること。 知らない街へ行きたくなること。 夜を越えて、遠くへ向かいたくなること。...

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【似てる】つくばエクスプレスTX-3000系とJR東海385系

【似てる】つくばエクスプレスTX-3000系とJR東海385系

今回の、「似てるシリーズ」は… ■TX-3000系2020年登場。つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道が、沿線人口の増加による混雑緩和を目的に導入した、交直流通勤形電車です。 日立製作所笠戸事業所製の6両編成。1,067mm軌間では最大級の"拡幅車体"をまとい、2020年度グッドデザイン賞も受賞しました。 ■385系2026年登場。特急「しなの」で活躍する383系の後継として、JR東海が2023年7月に導入を発表、2025年末にデザインを公表し、2026年に量産先行車が姿を現しました。(量産車の増備は2029年度からの予定です) こちらは振子式の特急形電車。名古屋圏のホームドアに合わせて8両固定とし、先頭部は381系改造車・383系から続く、伝統の"パノラマタイプ"を採用しています。 首都圏を走る通勤形、かたや中央西線の山あいを駆ける特急形。交直流と直流、通勤とロングラン、共通点はほとんどありませんが。 TX-3000系には前面貫通扉(非常扉)が設置してあり、385系は非貫通、と言う大きな違いはありつつ、それでも、深く傾斜した大きな前面ガラスと、その周囲を黒で締めた"面構え"。 低い位置にまとめられた、あえて言うなれば100系新幹線を彷彿とする"前照灯"。この"顔つき"が、どこか似て見えるのです。 用途の違う二つの車両ですが"いまどきのデザイン"として同じ表情に行き着いた。そんな面白さを感じた一組でした。 **************************************************新企画、「似てる車両シリーズ」一家系ゆえに似ている車両、縁もゆかりもないのに何となくパーツが似ている車両。あの車両とこの車両、似ているなぁ。と思ったことはありませんでしょうか。当企画は、「あ私もそう思ってた!」の"やっぱり!"をお届けしたいという考えでスタートしました。 Mr.DIMER**************************************************

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【似てる】つくばエクスプレスTX-3000系とJR東海385系

今回の、「似てるシリーズ」は… ■TX-3000系2020年登場。つくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道が、沿線人口の増加による混雑緩和を目的に導入した、交直流通勤形電車です。 日立製作所笠戸事業所製の6両編成。1,067mm軌間では最大級の"拡幅車体"をまとい、2020年度グッドデザイン賞も受賞しました。 ■385系2026年登場。特急「しなの」で活躍する383系の後継として、JR東海が2023年7月に導入を発表、2025年末にデザインを公表し、2026年に量産先行車が姿を現しました。(量産車の増備は2029年度からの予定です) こちらは振子式の特急形電車。名古屋圏のホームドアに合わせて8両固定とし、先頭部は381系改造車・383系から続く、伝統の"パノラマタイプ"を採用しています。 首都圏を走る通勤形、かたや中央西線の山あいを駆ける特急形。交直流と直流、通勤とロングラン、共通点はほとんどありませんが。 TX-3000系には前面貫通扉(非常扉)が設置してあり、385系は非貫通、と言う大きな違いはありつつ、それでも、深く傾斜した大きな前面ガラスと、その周囲を黒で締めた"面構え"。 低い位置にまとめられた、あえて言うなれば100系新幹線を彷彿とする"前照灯"。この"顔つき"が、どこか似て見えるのです。 用途の違う二つの車両ですが"いまどきのデザイン"として同じ表情に行き着いた。そんな面白さを感じた一組でした。 **************************************************新企画、「似てる車両シリーズ」一家系ゆえに似ている車両、縁もゆかりもないのに何となくパーツが似ている車両。あの車両とこの車両、似ているなぁ。と思ったことはありませんでしょうか。当企画は、「あ私もそう思ってた!」の"やっぱり!"をお届けしたいという考えでスタートしました。 Mr.DIMER**************************************************

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【さようなら415系鋼製車】113系出身、もうひとつの"415系"。

【さようなら415系鋼製車】113系出身、もうひとつの"415系"。

基本番台となる0・300番台、シートピッチ改善車の100・200番台、ロングシート車グループを500・600番台、つくば科学万博開催に向け輸送力増強目的で導入された鋼製車史上最終増備となる中間車700番台、そして、ステンレスの1500(1600)番台、追加製造の1700番台1両を以て近郊型電車"415系"。と括ることになりますが。 この詳細の番台分けを大きく二分すると、いわゆる"415系鋼製車"と"ステンレス車"として会話を成立させることができます。 さて、前者の"415系鋼製車"にあっては、きたる明日、2026年7月19日(日曜日)開催、JR九州 小倉総合車両センターにおける"FK-515編成 最後の見学会"を終えると、車両は廃車解体へ、その生涯に幕を下ろします。 そのはなむけとしてお届けしたいのは。 415系鋼製車ファミリーにおける、"113系出身の415系"。 ■113系を出自とする、415系番台区分は800番台。JR西日本が1990年~1991年にかけて改造、1991年に運用を開始しました。 改造は、吹田・鷹取・松任工場が担当。3両編成×11本、計33両が誕生しています。 ■なぜ、113系が"交直流化"されたのかきっかけは、1991年の七尾線電化。 地方交通線規格であった同線は、駅の跨線橋や道路橋など、車両の屋根と構造物の間隔が狭い"低空頭区間"が多く、交流電化では絶縁上の問題があることから、"直流電化"が選択されました。(直流1500V、交流は20,000V故) しかし、接続する北陸本線(金沢~津幡間)は交流電化。 金沢から七尾線へ直通する普通列車には、交直流電車が必要となります。 JR西日本ではこの際、コスト削減の観点を以て新車製造ではなく、ある"妙案"を採ることとなります。目を付けたのは、特急「北近畿」用の485系です。 「北近畿」は直流区間しか走っていない。ならば、485系から交流機器を撤去して183系化し、浮いた交流機器を113系に載せてしまおう。 こうして生まれたのが、"415系800番台"というわけです。 新製車両でなく"余り物"の組み合わせで交直流電車を仕立てる。なんとも国鉄~JR過渡期らしい、知恵と工夫の結晶と申せましょう。 ■能登を纏った塗装 登場時の塗装も個性的でした。 腰部は能登の大地を表す「アスコットグレー」、上半分は、先頭車が能登の海の「バイオレットブルー」、中間車が能登の火祭りの「ロイヤルピンク」。 その境目には、波打ち際とさざ波をイメージした「オイスターホワイト」の帯。 3両で能登の風土を描く、こだわりのあるカラーリングでしたが、2010年以降はコスト削減のため、輪島塗をイメージした赤一色へと塗り改められました。 同時期に実施された単一塗装化で"濃黄色"に塗られた岡山・広島・山口地区の113・115系を"末期色(まっきいろ)"と揶揄する向きもありましたが、この赤一色も"末期色"のひとつでした。 ■30年、能登路を走り抜いて急行「能登路」への充当も考慮し、シートピッチを1,700mmまで拡大するなど、種車の113系からアコモ改善を遂げた800番台。 413系や475系との併結にも対応し、金沢~七尾間の輸送を、およそ30年にわたって支え続けました。 521系100番台への置き換えにより、2021年3月のダイヤ改正で営業運転を終了。 2023年8月、最後まで残った2編成の廃車をもって、800番台は区分消滅しています。 415系鋼製車の終焉で熱を帯びる九州。 これを機会と言っては何ですが。 113系として生まれ、415系として能登に生きた、"もうひとつの415系"のことも、思い出し、取り上げたところです。...

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【さようなら415系鋼製車】113系出身、もうひとつの"415系"。

基本番台となる0・300番台、シートピッチ改善車の100・200番台、ロングシート車グループを500・600番台、つくば科学万博開催に向け輸送力増強目的で導入された鋼製車史上最終増備となる中間車700番台、そして、ステンレスの1500(1600)番台、追加製造の1700番台1両を以て近郊型電車"415系"。と括ることになりますが。 この詳細の番台分けを大きく二分すると、いわゆる"415系鋼製車"と"ステンレス車"として会話を成立させることができます。 さて、前者の"415系鋼製車"にあっては、きたる明日、2026年7月19日(日曜日)開催、JR九州 小倉総合車両センターにおける"FK-515編成 最後の見学会"を終えると、車両は廃車解体へ、その生涯に幕を下ろします。 そのはなむけとしてお届けしたいのは。 415系鋼製車ファミリーにおける、"113系出身の415系"。 ■113系を出自とする、415系番台区分は800番台。JR西日本が1990年~1991年にかけて改造、1991年に運用を開始しました。 改造は、吹田・鷹取・松任工場が担当。3両編成×11本、計33両が誕生しています。 ■なぜ、113系が"交直流化"されたのかきっかけは、1991年の七尾線電化。 地方交通線規格であった同線は、駅の跨線橋や道路橋など、車両の屋根と構造物の間隔が狭い"低空頭区間"が多く、交流電化では絶縁上の問題があることから、"直流電化"が選択されました。(直流1500V、交流は20,000V故) しかし、接続する北陸本線(金沢~津幡間)は交流電化。 金沢から七尾線へ直通する普通列車には、交直流電車が必要となります。 JR西日本ではこの際、コスト削減の観点を以て新車製造ではなく、ある"妙案"を採ることとなります。目を付けたのは、特急「北近畿」用の485系です。 「北近畿」は直流区間しか走っていない。ならば、485系から交流機器を撤去して183系化し、浮いた交流機器を113系に載せてしまおう。 こうして生まれたのが、"415系800番台"というわけです。 新製車両でなく"余り物"の組み合わせで交直流電車を仕立てる。なんとも国鉄~JR過渡期らしい、知恵と工夫の結晶と申せましょう。 ■能登を纏った塗装 登場時の塗装も個性的でした。 腰部は能登の大地を表す「アスコットグレー」、上半分は、先頭車が能登の海の「バイオレットブルー」、中間車が能登の火祭りの「ロイヤルピンク」。 その境目には、波打ち際とさざ波をイメージした「オイスターホワイト」の帯。 3両で能登の風土を描く、こだわりのあるカラーリングでしたが、2010年以降はコスト削減のため、輪島塗をイメージした赤一色へと塗り改められました。 同時期に実施された単一塗装化で"濃黄色"に塗られた岡山・広島・山口地区の113・115系を"末期色(まっきいろ)"と揶揄する向きもありましたが、この赤一色も"末期色"のひとつでした。 ■30年、能登路を走り抜いて急行「能登路」への充当も考慮し、シートピッチを1,700mmまで拡大するなど、種車の113系からアコモ改善を遂げた800番台。 413系や475系との併結にも対応し、金沢~七尾間の輸送を、およそ30年にわたって支え続けました。 521系100番台への置き換えにより、2021年3月のダイヤ改正で営業運転を終了。 2023年8月、最後まで残った2編成の廃車をもって、800番台は区分消滅しています。 415系鋼製車の終焉で熱を帯びる九州。 これを機会と言っては何ですが。 113系として生まれ、415系として能登に生きた、"もうひとつの415系"のことも、思い出し、取り上げたところです。...

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【サ電!?】富士山麓電気鉄道が考えるサステナブル

【サ電!?】富士山麓電気鉄道が考えるサステナブル

「引退した電車を、サウナにします」 ……サ、サウナ!? 7月17日、富士急行から驚きの発表がありました。 2024年12月に定期運用を終えた富士急行線1000系「1001号編成」を、なんと丸ごとサウナ施設へ改装。 その名も―― サウナ電車「サ電(SADEN)」 2026年12月、下吉田駅の線路上に常設される予定です。 営業運転を終えた電車をサウナ施設として活用する取り組みは、同社によれば日本初。 富士山を眺めながら外気浴ができるスペースや、駅のホームをイメージした“ととのいスペース”を設置。さらに、サウナ室内には運転席を活用した仕掛けも用意されるそうです。 電車の音。 レールから伝わる振動。 そして、目の前には富士山。 鉄道ファンにとっては、果たして本当に“ととのえる”のか。車両が来るたびに、むしろ鉄分が上がってしまいそうです。しかし、何とも富士急らしい、良い意味でぶっ飛んだ企画ではないでしょうか。 1001号編成は、京王電鉄から譲り受け、1994年から富士急行線で活躍してきた車両です。2012年には京王時代の塗装へ復元され、2024年12月15日に定期運用を終了しました。 引退車両の保存には、車体の劣化や維持費、安全面など、さまざまな課題がつきまといます。ただ置いて残すのではなく、新たな役割と収益を持たせ、観光資源として第二の人生を歩ませる。 これもまた、ひとつの車両保存の形なのかもしれません。 ■鉄道ファンにはおなじみの下吉田駅「サ電」が設置される下吉田駅は、以前から富士急行線ゆかりの車両が集められてきた場所です。 湘南色のクモハ169形前頭部、富士急5000形、2000系「フジサン特急」、そして14系寝台客車など、鉄道ファンにとっては見応えのある車両が保存されてきました。 一方、14系寝台客車などを展示していた「ブルートレインテラス」は、下吉田駅構内工事に伴い、2026年4月17日をもって営業を終了しています。 今回の発表では、14系をはじめとする既存の保存車両の今後については触れられていません。 1001号編成がサウナとして残ることは嬉しいニュースですが、ブルートレインテラスの車両たちが、これからどうなるのか。こちらの去就も気になるところです。 ■駅そのものにも残る、鉄道の風情下吉田駅は1929年に開業。 2009年には工業デザイナー・水戸岡鋭治氏のデザインによってリニューアルされましたが、どこか懐かしく、ノスタルジックな雰囲気を今に残しています。 この駅の名物として知られているのが、構内踏切に設置された電鈴式の警報機です。 「チン、チン、チン……」 電子音ではない、機械式ならではのアナログな音。 列車が到着するたびに駅構内へ響くその音には、現代の鉄道から少しずつ失われつつある、何ともいえない風情があります。 春の桜が満開となる季節はもちろんですが、個人的には夏の夜の下吉田駅もおすすめです。 住宅街の中にたたずむ駅舎を、優しい暖色の光が照らす。 派手さはありません。...

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【サ電!?】富士山麓電気鉄道が考えるサステナブル

「引退した電車を、サウナにします」 ……サ、サウナ!? 7月17日、富士急行から驚きの発表がありました。 2024年12月に定期運用を終えた富士急行線1000系「1001号編成」を、なんと丸ごとサウナ施設へ改装。 その名も―― サウナ電車「サ電(SADEN)」 2026年12月、下吉田駅の線路上に常設される予定です。 営業運転を終えた電車をサウナ施設として活用する取り組みは、同社によれば日本初。 富士山を眺めながら外気浴ができるスペースや、駅のホームをイメージした“ととのいスペース”を設置。さらに、サウナ室内には運転席を活用した仕掛けも用意されるそうです。 電車の音。 レールから伝わる振動。 そして、目の前には富士山。 鉄道ファンにとっては、果たして本当に“ととのえる”のか。車両が来るたびに、むしろ鉄分が上がってしまいそうです。しかし、何とも富士急らしい、良い意味でぶっ飛んだ企画ではないでしょうか。 1001号編成は、京王電鉄から譲り受け、1994年から富士急行線で活躍してきた車両です。2012年には京王時代の塗装へ復元され、2024年12月15日に定期運用を終了しました。 引退車両の保存には、車体の劣化や維持費、安全面など、さまざまな課題がつきまといます。ただ置いて残すのではなく、新たな役割と収益を持たせ、観光資源として第二の人生を歩ませる。 これもまた、ひとつの車両保存の形なのかもしれません。 ■鉄道ファンにはおなじみの下吉田駅「サ電」が設置される下吉田駅は、以前から富士急行線ゆかりの車両が集められてきた場所です。 湘南色のクモハ169形前頭部、富士急5000形、2000系「フジサン特急」、そして14系寝台客車など、鉄道ファンにとっては見応えのある車両が保存されてきました。 一方、14系寝台客車などを展示していた「ブルートレインテラス」は、下吉田駅構内工事に伴い、2026年4月17日をもって営業を終了しています。 今回の発表では、14系をはじめとする既存の保存車両の今後については触れられていません。 1001号編成がサウナとして残ることは嬉しいニュースですが、ブルートレインテラスの車両たちが、これからどうなるのか。こちらの去就も気になるところです。 ■駅そのものにも残る、鉄道の風情下吉田駅は1929年に開業。 2009年には工業デザイナー・水戸岡鋭治氏のデザインによってリニューアルされましたが、どこか懐かしく、ノスタルジックな雰囲気を今に残しています。 この駅の名物として知られているのが、構内踏切に設置された電鈴式の警報機です。 「チン、チン、チン……」 電子音ではない、機械式ならではのアナログな音。 列車が到着するたびに駅構内へ響くその音には、現代の鉄道から少しずつ失われつつある、何ともいえない風情があります。 春の桜が満開となる季節はもちろんですが、個人的には夏の夜の下吉田駅もおすすめです。 住宅街の中にたたずむ駅舎を、優しい暖色の光が照らす。 派手さはありません。...

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【考察】"415系"はなぜ"415系"なのか。

【考察】"415系"はなぜ"415系"なのか。

表題の疑問には、415系は415系だからだろ。 と言われそうですが。 ここ最近で投稿した・401系は本来通勤形の形式では?・401系の411系改番計画とは? の回で、"415系が415系と附番された理由"を説明して参りました。 本日は、別なアプローチで"415系が415系な理由"を探ります。 かつて、415系に至るまでの401系、421系ら"交直両用電車に割り当てられる形式"は直流用、交流用とは異なる独特の附番規則が割り当てられてきました。 50Hz地区向け形式は十の位が、0。(401系) 60Hz地区向け形式は同じく2。(421系) として、中距離向けに割り当てられていた0から3までの数字は、交直両用近郊型電車において"対応商用周波数"を示すものと定義されました。 この後、401系及び421系の出力強化版として誕生する403系、423系までをこの慣例に従い附番しています。 さて、商用周波数50.60Hz両対応とする交直両用近郊型電車の決定版として登場したのが"415系"。 十の位を1とした理由。 それが、近郊形に割り当てられる十の位が1だったからなのか、 それとも、50Hz用の"0"と60Hz用の"2"の間をとっての"1"だったのか。 もの云わぬ"形式付与規則"によって、解明することはできません。 表題で疑問を呈しておきながら、"415系はかくして415系になった"、と言う確たる証明なく話の風呂敷を畳みますこと、浅学相まって申し訳なく思います。 最も、数字を進める、という考え方で付番するならば 431系、または、出力強化版を示して"433系"とするのも合理的だったと申せましょう。 (Mr.DIMER編集長)

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【考察】"415系"はなぜ"415系"なのか。

表題の疑問には、415系は415系だからだろ。 と言われそうですが。 ここ最近で投稿した・401系は本来通勤形の形式では?・401系の411系改番計画とは? の回で、"415系が415系と附番された理由"を説明して参りました。 本日は、別なアプローチで"415系が415系な理由"を探ります。 かつて、415系に至るまでの401系、421系ら"交直両用電車に割り当てられる形式"は直流用、交流用とは異なる独特の附番規則が割り当てられてきました。 50Hz地区向け形式は十の位が、0。(401系) 60Hz地区向け形式は同じく2。(421系) として、中距離向けに割り当てられていた0から3までの数字は、交直両用近郊型電車において"対応商用周波数"を示すものと定義されました。 この後、401系及び421系の出力強化版として誕生する403系、423系までをこの慣例に従い附番しています。 さて、商用周波数50.60Hz両対応とする交直両用近郊型電車の決定版として登場したのが"415系"。 十の位を1とした理由。 それが、近郊形に割り当てられる十の位が1だったからなのか、 それとも、50Hz用の"0"と60Hz用の"2"の間をとっての"1"だったのか。 もの云わぬ"形式付与規則"によって、解明することはできません。 表題で疑問を呈しておきながら、"415系はかくして415系になった"、と言う確たる証明なく話の風呂敷を畳みますこと、浅学相まって申し訳なく思います。 最も、数字を進める、という考え方で付番するならば 431系、または、出力強化版を示して"433系"とするのも合理的だったと申せましょう。 (Mr.DIMER編集長)

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【ありがとう、さようなら。】415系 鋼製車

【ありがとう、さようなら。】415系 鋼製車

415系の中でも"白電"と親しまれた"鋼製車"。 2022年9月23日のダイヤ改正により定期運用を離脱、疎開による廃車待ちの状態が続いていましたが、とうとう"最後の白電"、Fk515編成が小倉総合車両センターにて開催される見学会(2026年7月19日)を以て最後の時を迎えます。 残るは211系タイプ"1500番台"の活躍を見るのみですが、これらも新たな車両による置換計画が発表されています。 近郊型電車415系は、完全終焉の時を迎えます。 東海顔を持つ車両においては。 湘南色やスカ色、それから急行色等は、これら形式の"定番色"という認識、どちらかと言えば"重みのある"色合いだったところ、415系にあってはアイボリーホワイトに青帯を纏った"軽快な"色味、"爽やかでまぶしい"垢ぬけた風貌が好みでした。 1971年登場。実に55年、半世紀を駆け抜け、時代を視た415系鋼製車。 ありがとう。お疲れ様でした。 (Mr.DIMER編集長)

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【ありがとう、さようなら。】415系 鋼製車

415系の中でも"白電"と親しまれた"鋼製車"。 2022年9月23日のダイヤ改正により定期運用を離脱、疎開による廃車待ちの状態が続いていましたが、とうとう"最後の白電"、Fk515編成が小倉総合車両センターにて開催される見学会(2026年7月19日)を以て最後の時を迎えます。 残るは211系タイプ"1500番台"の活躍を見るのみですが、これらも新たな車両による置換計画が発表されています。 近郊型電車415系は、完全終焉の時を迎えます。 東海顔を持つ車両においては。 湘南色やスカ色、それから急行色等は、これら形式の"定番色"という認識、どちらかと言えば"重みのある"色合いだったところ、415系にあってはアイボリーホワイトに青帯を纏った"軽快な"色味、"爽やかでまぶしい"垢ぬけた風貌が好みでした。 1971年登場。実に55年、半世紀を駆け抜け、時代を視た415系鋼製車。 ありがとう。お疲れ様でした。 (Mr.DIMER編集長)

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